長いようであっという間だった1ヶ月が
間もなくおわる。
現地からの最後のブログをなんと締めくくろう。。
昨日からずっと考えているが、なかなか浮かばない。
燃焼。ふと、その言葉が頭に浮かんだ。
仕事の期限や老後の心配などはここにはない。
先を憂うことのない、今この時を生きる時間軸が
まっすぐ伸びている子どもたちの毎日。
目の前のことに没頭するエネルギーがこんなに
純粋で力強いことを、思い出させてくれた。
自分はどうだろう。
多くの年月と経験を経て、確かに世界は広がった。
何かに情熱を注ぐ喜びも知った。今、この
カンボジアの地に居ることも、子どもの頃には
夢にも思わなかった。
しかし、大人になるうちに、今ではない先のことや、
自分ではない他人のことを心配するようになり、
時間は、同時に、散漫になっていった。
広がった時間の中で、相反するように見えるもの
にどれだけ揺らぎ、悩み、くじけそうになった
だろう。それでも、すべてが自分の歩みの糧と
なることが、この頃ようやくわかりかけてきた、
と言えるかもしれない。
それを'成長'というなら、子どもたちにも
その時空の広がりへ歩み出してもらいたいと思う。
彼らの歩みに私たちができること。
今度は、日本で共に歩む仲間たちと
膝突き合わせて、知恵を寄せ合いたい。
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5月11日の滞在1号大山からはじまった
PCO孤児院滞在ブログも、2号片山、そして
最終走者?の増田とリレーしながら、間もなく3ヶ月。
これまで読んでいただき、心から感謝しています。
ありがとうございました。
現地への滞在はこれでひとまず終わりますが、
本格的な支援はこれからです。
みなさまのご協力とご支援を今後とも
よろしくお願いいたします。
増田
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