Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2011年2月28日月曜日

2月27日(日)実習ファームでの1日 <大久保>

日本人のみなさんと一緒にしか来たことのない実習ファーム。
到着したときにはなんか違和感がありました。
「さぁ、かまどを作って料理を作るぞ~。」
もしくは「穴を掘るぞ~」というのが今日はないからです。

今日は30本ぐらいある実習ファームの作物の水遣りが主な作業です。
雨が降らないこの季節は土が非常に固く、定期的に水を遣らないと枯れてしまいます。
作物にはマンゴー、バナナ、ココナッツ、かぼちゃ、うり類などがあります。
バナナは小さい青いものがなっていました。食べ頃は、後一ヶ月はかかるだろうとのことです。

ここで収穫できる作物は専ら自分達の食料になるそうです。
たくさん収穫できたときは、市場で買い取ってもらうそうですが、なかなかそこまでには至らないそうです。
そして、スンとン先生の悩みは、育てて、収穫できるようになったら、泥棒や他の管理人が現れてくるのではないかということみたいです。

さて、水遣りはエンジン始動の水揚げポンプを使い、水管ホース(2m)を何本もつなぎ合わせて、作物1本づつに遣っていきます。
作物はおおよそ10m間隔で1本づつ植えられており、木の周りには穴が堀られ、そこに水をためるように遣ります。
朝の到着したのが、9時半。途中昼食をとって、16時ごろにすべてが終了しました。

本日の大活躍は男の子たち。
慣れた手つきで、水管をつなぎあわせていきます。
足元はとげがあるような荒れた枯れ草。しかし、ビーチサンダルで勇敢に歩いて作業をします。
炎天下の作業、ときどき頭から水をかぶっては、びしょびしょになりながら頑張って働いていました。

作業が終わりに近づく頃、スンとン先生が子ども達を呼びます。私も呼ばれたので、何事かと思ったら、
「トミコサン 口を開けてください。いい薬です。5歳は若くなります。」

「怪しい~」

子ども達はにやにや笑っています。そして、1人1人、スンタン先生は子供たちにその薬とやらを飲ましています。
「ほら、早く トミコサンも」とおっしゃいますが、かなり抵抗している子どももいて・・・。
様子を伺ってみると、その薬の正体は「うさぎの糞」でした。

スンとン先生がおっしゃるには、「力が出るくすり」なのだそうです。
そして、それを蜂蜜漬けにして毎日飲むとよいのだとか。
なるほど、臭いもしないし、つぶしても、草のかたまりでした。


ですが、私は最後まで抵抗して飲まず。
「トミコサン それでは日本には帰せません」と言われても、嫌なものは嫌ですわ。

結局、子ども達はスンとン先生の指示でペットボトルに5本ぐらい集めて帰ってきました。本当に薬なんですね。

実習ファームで過ごす時間は、どんなに暑くても、働いたとしても子ども達にとってもいつも楽しい時間なのかなと思いました。


(Reported by TOMIKO)

2011年2月27日日曜日

2月26日(土)洗濯物 <大久保>

子ども達の洗濯物。
基本は「汚れたら自分で洗う」です。
しかし、他人に自分のものを触ってほしくないと嫌う子ども以外は、部屋に置かれた洗濯物入れ(30cmx30cmx60cm)に投げ入れられ、それが全部で4つ。

それをコムロンさんが洗います。
ときどき、スントン先生の知り合いの方が洗濯物を洗いに手伝いに来てくださいます。


洗濯槽としてコンクリートで固めて作った箱のようなものがあります。(40cmx100cmx20cm)
そこに水をためて、洗濯物を入れて洗います。
すすぎは2回。
それが、洗濯の量もさることながら、汚れが全然落ちません。
水自体透明ではありませんし、洗濯粉も香りはするものの、泡があんまり立ちません。

子ども達は毛布や蚊帳を言われなければいつまでたっても洗わず、
今、1週間に1回は洗う運動を進行中です。
ですが、毛布は水分を含むと重くて、何枚もあると重労働。
小さい子どもでは1人では到底しぼりきれないことが倦厭の理由でしょうか。
洗濯機のありがたさを感じます。

ただ、こちらではその「しぼり」だけは、甘いです。ゆるくしぼっても、十分に乾きます。
さすが、日照のパワーが違います。
初めは(全然しぼってないやん。びしょびしょのまま干している)と思ってびっくりしました。

洗濯すること約2時間。干す時間を合わせればもっとかかります。
やっとの思いで洗濯を終えるころ、泥だらけの子供たちが帰ってきます。

「あ~ もうそれは自分で洗ってよ!」

これが毎日続くのです。

(Reported by TOMIKO)

2011年2月26日土曜日

2月25日(金)新築住居 <大久保>

日本人の皆さん、カンボジアの皆さんがいらっしゃったときに開始された住居の増設。ほぼ日曜日以外の毎日、スントン先生の妹さんご夫婦が中心に造られています。



外側の壁のレンガを1面、2面と積み上げてきました。今日は天井
付近の作業です。
足場はどうするのかと思っていたら、(たくさん捨てられている)と
私が勝手に思っていた、教室の机を組み立てて使ったり、木材を
紐で縛って作られていました。なかなかしっかりと固定されてます。

私もレンガを載せることを手伝わせていただきましたが、遅いし、
あんまりお二人とも気に入らないようで、「トミコ!」(OK!?)と
言われてすぐに交替させられるので、レンガ運びを主に子ども達と
手伝っています。

子ども達は力持ちで、10個ぐらい平気でかかえます。
まだまだ「よ~い ドン!」などの競争に瞳を輝かせてのってくれるの
がかわいい子ども達です。

一方、笑顔が素敵で陽気なコムロンさん。
絶対に私のことをかなり年齢が低いと勘違いしていると思います。

子ども達と同じように言われることが度々あります。
「トミコ!ごはん(おいしい?)」「トミコ!(もっと食べなさい)」
ここに来て、”さん”付けがなく名前を呼ばれるのはコムロンさん
だけです。
あっ いいんですよ。別にいいんですけれどね。

バスルームを作っているときも、「トミコ!」と言ってトイレをする姿を
して私を指差し、笑います。
あっ いいんですよ。別にいいんですけれどね。

シヌーンさんは一見。強面。でも、優しいです。そして、あまりお話は
されないんですけれども。。。

実は「日本語を結構理解できているね、あなたは」と思うことがしばしば
あります。料理もされるシヌーンさん。ごはんの炊き方はピカ一で、
毎日のごはんはシヌーンさんしかできません。
沸騰したお湯の中に洗った米を投入して作ります。

さてさて、話は戻り、私が帰るまでに完成するのでしょうか。
楽しみです。


(Reported by TOMIKO)

2011年2月25日金曜日

2月24日(木)新しいリーダーの誕生 <大久保>

昨日、スントン先生は子ども達の素行が悪いので、大変嘆き、しかり
ました。そして、新しいルールを決めて、厳しくなると宣言されました。

そこで、スントン先生は子ども達の中から責任者を4名選出し、その中
でも主となる人を1名、副となる人を2名、これは子ども達全員の選挙で
決めました。

全体の責任者として選ばれたのは19歳 最年長のチョンライさん。
彼は去年の6月の時には日本人のみなさんと宿泊先も同じくし、共に、
貧しい村や孤児院の人道支援も手伝いしたことがあります。

選ばれるまでは、あまり前に出ず、昨年と違って、私に話かけてくることも
少なかったのですが、今朝からは人が変わったように、みんなを指揮して
います。




孤児院の日課表では起床は5時。しかし、今日は全員が4時45分には
起きて、彼の指示の下、身の回りのこと、担当するそうじを行っていました。
朝食も早く終わり、午前中の登校組みは通常の40分前には出発して
行きました。

そんなに早く出て行って時間は早すぎないの?
それとも、これまでが遅刻だったの?と思い、
彼に尋ねてみると、「今日は特別早かっただけで、明日からはもう少し
遅いと思います」という内容の返事が返ってきました。

彼は昨日のスピーチでルールが守らなければ罰を与えますと話しました。
その罰は「ごはんを食べさせないこと」です。
さらに厳しい罰は「孤児院から出ていってもらうこと」です。

それもあってか、子ども達は守ります。どちらかと言われれば、私が今まで
してきたことを彼がしてくれているわけで、急に仕事がなくなりました(笑)
これからは彼の指揮がスムーズにまわるように、気づいたことを彼に言って
孤児院内の生活の基本が向上するようにと願います。

明日の朝はどうなのかな?
チョンライさんがいなければ、昨日と変わりなかったしな。
でも、チョンライさんがやる気が出たのは嬉しいな。
経過を見ていこうと思います。


(Reported by TOMIKO)

2011年2月24日木曜日

2月23日(水)ポテトフライと豆スープ <大久保>

孤児院の御飯はシヌーさん、コムロンさん ご夫婦がいつも作って
くださっています。
今は、教室の隣に新しい建物を増築中で、仕事も多いため、また
一度は子供達にもごはんを作ってあげたかったので、夕飯を作ら
せていただきました。

献立はポテトフライと豆スープです。
1日3食、約22名分の食材にかける金額はだいたい15ドルから
20ドルだそうです。
お金をかけるのも嫌だったので、今回はじゃがいも6個と豆2カップ、
たまねぎ1個、キャベツの葉2枚のスープにしました。

こないだ日本の皆さんがいらっしゃったときに、油をたくさん置いて
帰ってくださったので、めったに食べることのできないだろうポテト
フライをしようと思いました。

しかし、この安易な発想が、えらい大変な目に。こちらの火はすべて
かまどで、炭からおこします。
そうすると、揚げ物のなど高い温度が必要なものは、かまど向きの
献立ではなかったんですよね。

けれども、こちらには、手伝いたくて仕方のない、子供達がいます。
それならと「じゃがいもを薄く切って!!」
「えっ うすくがわからない?」
「火、火、火がほしい」
「ちがう! そうじゃない!」
「もう、危ないから、あっちに行って!」
「はい、塩の係り!!」
「はい、皿に盛る!!」
などと、台所はうるさかったことでしょう。
日本語がわからない子どもたちと、余裕のない私。

それでも、完成したあかつきには
「とみこさん!」と言ってハイタッチを求めてきました。

こちらこそ、「みなさん ありがとう!! おかげでできましたよ」と
とても満足でした。

えっ お味ですか?

わかりません。みんな気を使ってくれているのか、「おいしい」としか
言わなかったので^^

私が楽しい時間を過ごさせていただきました。
みんな きれいに食べてくれてありがとう!!





(Reported by TOMIKO)

2011年2月23日水曜日

2月22日(火)埃払い <大久保>

今日は部屋中の埃や蜘蛛の巣を取り払いました。
そこで活躍したのが、即席の”はたき”です。
汚れた台布巾を竹の棒に絡めただけです。(笑)

しかし、これがよく取れるのです。
「これは日本では”はたき”って言うのよ」と言っても、誰~も、のってきて
くれませんでしたが、1人で埃を取っていると、はたきってすごいなぁと
感心してしまいました。

綿埃なんぞ、木材にくっついて、なかなかとれないのですが、ぽんぽん
叩いていると、取れてきて、「さすが!日本の知恵よね~」とひとりごち
です。その調子で、部屋にある金網にくっついた埃などを全部とって
いきました。

それにしても、これで、よく喘息やアレルギーが出ないもんだなぁと思い
ます。日本人がヤワなのでしょうか。呼吸器の医師が見たら、一発で
「そうじしなさい!」って怒るだろうなと思います。

天井は男の子が手伝ってくれました。床の掃除をしなさいと言っても、
ぜんぜんしないのに、こういった、高いところや変わったことは好き
なんですよね~!!

楽しそうにきれいに掃除をしていました。




(Reported by TOMIKO)

2011年2月22日火曜日

2月21日(月)ごめんなさい <大久保>

日本語の授業を受けるときには、予め作った出席カードが必要です。
出席カードがない人は授業を受けることができません。
カード自体は自分で管理をしてもらっています。

夕方、「とみこさん ○○さん、悪い。」と言って、ぼろぼろになった出席
カードを持って1人の女の子(10歳)が怒った顔で私に見せます。言いに
きた女の子はいたずら好きで、「お手伝いして」と言っても、普段からなん
とか、抜け道を見つけて、遊ぶ女の子。今日も私から怒られたばかりの
女の子です。

今に始まったことではないですが、子どもはときに残酷です。
自分以外の誰かが悪いこと(いけないこと)をした時に、言いに来るその
ものの言い方がきついことなんのって。

「とみこさん 凝らしめてやってください」と言わんばかりの剣幕です。
それをそばにいる数人がよってたかって言いつけます。そして、私が
どういった行動に出るのか、じっと見つめています。まるで、裁判官の
「主文、被告人は有罪です」という判決を待つ傍聴人のようです。

今日の場合の真相は、その言われた張本人(6歳)がやはりやったこと
でした。しかし、どんなに怒られても、(先生やお母さん代わりの人に)泣
かない子が、私の見えないところで、男の子に乱暴に言われたのかな?
叩かれたのかな?珍しく、泣きじゃくっていました。

真相を知りたいけれど、外野が多くて、話がわかりません。
二人きりになって、紙をやぶる真似をして、「やったの?」と聞いたら、
「はい」と答えます。「どうして?」と言っても通じるわけもなく・・・。
「『ごめんなさい』と言えますか?」と聞くと
「ごめんなさい」と言います。
「私ではなくて、彼女に言える?」と聞くと
「はい」と言うので、一緒に彼女に謝りに行きました。

そうして、彼女と向き合って、ちょこんと正座し、一度小さな声で
「ごめんなさい」と言いました。
しかし、彼女は他の子とふざけてあってて、耳に届かず、外野はすぐに
集まり、うるさく騒ぎます。もう一度、改めて謝ることができるように、その
場を静かにさせると、今度は謝る子どものほうが、物が言えません。
目に涙をいっぱいに浮かべて、こらえています。

やっとのことで「ごめんなさい」と謝りました。
謝られた子どもは返事ができません。そして、周りの子どもたちに促されて
「だいじょうぶです」と答えました。
私は「はい。これでお終い。」と言って新しいカードを作り直しました。


 あいさつの授業の中に、「ごめんなさい」という言葉が出てきます。
授業中に、「『ごめんなさい』と言ったら、返事は何と言うの?」と子ども達
に先に尋ねたら、「だいじょうぶです。」と返ってきました。

 「お~ そうか」と私は思ったものです。
(わたしは大丈夫ですとは言ったことがなかったので)
そして、「はい。いいですよ。」「これから気をつけてください」を教えました。

(しかし、後日談ですが、実際には「ごめんなさい」と言われて、
「これから気をつけてください」なんて、私が言えることが少なかったので、
「許しません」も後に追加しました。)

 そんな矢先、私のボールペンがありません。
「ボールペンがない~!!」と言うと、みんなが注目して、探し回ります。
「私は持ってないよ。持ってないよ。」とジェスチャーで子供たちは訴えます。
ある程度探してもなく、自室に戻ると、なんと 嫌~~なことに私の机にある
じゃないですか!!

(あ~ 嫌な感じ。みんなをそんなに疑ったわけではないけれど、バツが
めっちゃ悪いやん。見過ごすか。いやいや。)
と心の中でつぶやきながら、
「みなさ~ん 聞いてください。みなさ~ん。ごめんなさい。
私の部屋にありました。」と謝ったら、間髪入れずに、子供たちは笑いながら
「大丈夫です!」と言いました。

やさしいね~。

自分に非があったとき、素直に謝ること。ちょっと恥ずかしかったり、気まず
かったりするけれど、結局言った本人が楽になれるんですよね。前述の
女の子も、すきっとして、何事もなかったよう に「おやすみなさい」と言い
に来ました。
さすが!変わり身が早い。これでいいんですよね~

子どもはとっても面倒くさいけれど、面白いなぁと思えるようになってきました。




(Reported by TOMIKO)

2011年2月21日月曜日

2月20日(日)テスト <大久保>

これまでの授業の内容のテストをしました。
あいさつ、自己紹介からはじまり、ごはん作り(米を炊く)に必要なもの、ゴミの仕分け、時計の読み方、手の洗い方、数字の読み方、物の名前です。
物の名前に関しては石鹸、タオル、歯磨き粉など、全て実地に活用できるものばかりです。

あいさつの場面
子ども:「おはようございます」(おじぎする)
私:  「おはようございます」(おじぎする)

私:「はい! ここで大事だったのは何だった?」
  「目と目を合わすことでしたね。それと? 笑顔でしたね。ニョニュム(クメール語で笑顔)」
  
私:「あなたのお名前を言ってください」

子ども: 「こんにちは!私はスレイパイです。
      どうぞよろしくお願いします。」(おじぎする)
私:   「はい。よろしくお願いします。」(おじぎする)

私:「1から60まで数を数えてください」
子ども:「1、2、3、4、6、8、10・・・」

こんな具合に進みました。

自己紹介では子どもたちはこれまでに何回も練習してきたのでしょう。間違う子どもはいません。
数字は5(ご)が抜ける子どもが多いのと、7.8が難しく、時計の勉強をしてからは4と9も苦手になってしまったようです。
 4は”よん/し”と読みますが、時刻となると4時(よじ)、9も同じく”きゅう”と読みますが、時刻では9時”くじ”です。
ここら辺りが混乱のもとで、子供達を悩ませています。

私:「これは何ですか?(歯磨き粉を指して)」
子ども:「それは はみがきこ です」

私:「(遠くのレンガを指して)あれは 何ですか?」
子ども:「あれは レンガです。」

私:「これは歯ブラシですか?(タオルを持って)」
子ども:「いいえ。それは 歯ブラシではありません。それは タオルです。」

と続きます。
「それは」「これは」「あれは」と日本人でもややこしくなりやすいのに、答えなければなりません。(笑) 

そして、
私:「手を洗ってください。」
子ども:教えたとおりに、手のひら、手の甲、指先、指と指の間、手首を洗うまねをします。

私:「ゴミを捨ててきてください」
子ども:燃えるゴミと燃えないゴミを分けて捨ててきます。

手を洗うことも、ゴミを捨てることも、全員正解でした。
なのに、ゴミが床に落ちていても平気なんですけれどね・・・。

こうやって、1人ひとりのテストは終わりました。
習得度は個人によって異なります。
だけど、これを少しでも覚えて続けてほしいなと願います。

子ども達の姿を見ていて、九九を必死で覚えたことを思い出しました。
よくわからないけれど、先生がテストするから と言って声に出して、覚えたよ
なぁ。そして、言えたときは嬉しかったはず。

今の子ども達にとって、
日本語が話せることが重要なのではなくて、がんばって力を出すことが大事なん
だよ。きっと、今は。
いやなこと、面倒くさいことに向き合って逃げないこと。
勉強ができても、挨拶ができないのは寂しい。
不潔で、汚い格好でも平気だったり、他人のことなんかどうでもいいというのは悲しい。

勉強なんてできなくても、元気で、明るくて、素直で、いつか人の役に立つような
思いやりのある子に育って欲しい。

そんな風にいつのときも世のお母さんは思っているのではないかなぁと思います。
この孤児院の子ども達はそれに、さらに今から必死にがんばらないといけない。
だけど、みんながいるから出せる力、協力や助け合いもできる。

あなたたちは決して、見放されていないよ。愛されているよ。

私も今できる愛を精一杯出して帰りたいと思います。



(Reported by TOMIKO)

2011年2月20日日曜日

2月19日(土)おやつ <大久保>

今日はおやつが出ました。

ここに来てはじめの孤児院で作った”とうもろこし”のおやつです。
お隣さんの敷地で作られているとうもろこしが、収穫日にあたり、
おすそわけしてくださったそうです。

こちらのとうもろこしは、もともとの完成品が小さいサイズなのですね。
とうもろこしの実自体は色も甘みも少なく思いました。


日本のとうもろこしはこの3倍ぐらいあって、色ももっと黄色で、
実が甘いのだと話しました。

その嬉しいおやつは実だけをとって、小さいタピオカに似たようなものと
混ぜて煮ています。

味はこれに、ココナッツミルクを入れて、砂糖を多めにしたら、
きっと食べたことのある味なのでしょうけれど、
砂糖も控え目、薄味でした。



それでも、子ども達はぺろっと食べて
「おいしいですか?」「おいしいですか?」と口々に責めてきます。

「おいしいですよ」という答えを期待されていると感じつつ、
「はじめて食べます」と答え続けました。


(Reported by TOMIKO)

2011年2月19日土曜日

2月18日(金)スントン先生の授業 <大久保>

孤児院の父、スントン先生は日本語講師が仕事だそうです。
現在は残念ながら、生徒がいないということで、子ども達の勉強を受け持たれています。

午前中は、午後7時から50分。
午後からは 15時から50分です。

スントン先生の授業風景と私の授業風景はまったく違います。
スントン先生のときは、みんな私語はありません。


「シーン」とした静寂の中で行われます。
ねぇ、子ども達、私のときとえらい違いやないの?!

さて、今日は満月の日。
仏様に特別なお供え物が奉げられます。

子ども達は自分達で集合して、お線香を立てながら、お祈りをしていました。
その後、みんなで外の満月を見上げました。
とても美しく、「ひとびとの 生きる喜びに 満たされますように」との言葉を言うと子ども達も私に続き、言葉を述べ、そろって手を合わせていました。


その姿が愛らしく、ブログに載せようと、写真を撮りたいと言ってパチリ。
撮り終わったら、「とみこさん ありがとう」と言い、不意だったせいか、その言葉がすっと私の心に届きました。

聞き分けが悪くて、ゴミだらけだし、サンダルはぬぎっぱなし、あっち向いても、こっち向いても
注意したくなるようなことばかりの日常ですが、こんな風にほろっとすることがあり、また明日もがんばろうと思うのです。


(Reported by TOMIKO)

2011年2月18日金曜日

2月17日(木) 正しい手洗いと歯の磨き方 <大久保>

 今日の授業。
今日の授業は正しい手洗いと歯の磨き方を勉強しました。

あらかじめ、日本で準備した絵つきのプリントを使用しましたが、高学年の子どもにも難しい言葉だったんだなと痛感。
日本でも使えるものをと思って、作ったものでしたが、実地でやらないとわからないものですね。低学年の子どもには絵だけで教えました。

説明するときに、「つめ」「てのひら」、「おやゆび」、「てくび」などと、どんどん新らしい言葉がでてきます。
そのつど、子ども達は ノートに書きうつします。

手を洗うとき、子ども達には理想は1分間、歯は3分間はしてほしいです。けれども、いつもは水で流すだけの子ども達。
手は30秒間。歯は1分間を目指します。
時間の説明はとても難しく、体感してもらおうと、ストップウォッチ片手に鐘を鳴らしながら、

教室のその場で洗う練習を何回もしてもらいました。

「は~い まだよ~ まだ20秒しか洗っていないよ~。もっともっと洗って~」と声をかけながら、数回練習しました。

そして、本番は
グループに分かれて競争です。
手は30秒間、歯は1分間洗うこととし、その時間通りに終了した人が勝利というルールにして、時間を計りました。

それが、子ども達は全然ルールがわかっていなかったようで、
(こちらとしては、さっき 何回も鐘を鳴らしながら練習をしただろう と思いながらも)
やけに、みんな念入りに洗っています。
そんな光景今まで見たことがないように、石鹸を泡立てて、泡が指からこぼれて、真っ黒く焼けた手に白い泡がまぶしいぐらいです。

もうひとつの歯磨きに関しても、歯磨き粉を「それ つけすぎ!!」と突っ込みながらも
何回も口にたまった歯磨き粉を捨てながら、がんばっていました。
きっと、洗っている時間が長い子どもが一番よいというルールだと思っているんでしょうね~。

見ているこちらが笑ってしまいました。
そうしたら、みんなも笑って、大笑いです。

さぁ、これからは「せっけん」「歯ブラシ」という言葉もわかったでしょう。
朝起きたとき、食事の前はしっかりと洗ってね。


(reported by TOMIKO)

2011年2月17日木曜日

2月16日(水)養殖池  <大久保>

P.C. O孤児院の代表の先生は孤児院の生計を立てる意味で、養殖池を孤児院から約1km離れたところに作っています。大きさはどれくらいでしょう。
80mx80mぐらいでしょうか。


そこには3、4万匹の魚がいるそうで、そばに簡易の小屋を作りっています。
毎日えさをやる必要があり、飼育に16歳以上の男の子が当番制で寝泊りしています。
学校から帰って、夕食を食べて小屋に向かいます。
水源地は近くにはなく、水管をつないで、300m離れた池から水をひいています。


ただ、力を注いでいる養殖池ですが、そこで育てられた魚はあまり高値で引き取られないとのこと。
始めて3~4ヶ月経過する今でも赤字なのだそうです。

なんとか、子ども達を支えるため、がんばるスントン先生なのでした。



(Reported by TOMIKO)

2011年2月16日水曜日

2月15日(火) お手伝い優等生へのプレゼント <大久保>

PCOの子ども達は、これまでもお伝えしているかもしれませんが、
2部制で学校に通っています。

午前の部は孤児院を7時には出発し、昼ごはん時に帰ってきます。
午後の部は12時ごろに出発して、最近は18時ごろに帰ってきます。
今朝からは通常通りの日。 朝の部に学校に行く子ども達は7時にひとり、
ふたりとばらばらに出発します。

おおよそ徒歩1時間の距離だそうで、以前にセアロから自転車が
贈られましたが、大事に使わないため、今はスンタン先生はできるだけ
子どもが歩くように指導しているとおっしゃっていました。

外見が、通常の年齢の半分くらいにしか見えないので、幼稚園ぐらいにしか
見えない子どもも制服を着て、 元気に「行ってきま~す」と出かけます。

今日はセアロから整理整頓を上手にできるようにと1人1個バスケットが
贈られました。大きさは約38cmx30cmです。 この中に衣服とかばんを
収納します。 16歳以上になると持参物も多くなるため、一回り大きい
バスケットを渡しました。

まずは、今までの洋服のチェックからです。
使い古したもの、洗っても汚れがとれないものを撤収しました。
洋服や持ち物の数は子どもたちによって様々です。 同じ基準で選択していくと、
もともと2,3枚しか衣類のない子どもはゼロになってしまう・・・。
スンタン先生に相談が必要な場面になりました。

バスケットは使用する前に一度、全部洗って、名前を書いて渡すことにしました。
ですが、マジックを出せば、かたっぱしから自分で美しくなく?!書いていくし、
持って遊びまわるし、 私は声が出なくなってしまったため、もう全然統制を
とることができませんでした。

せっかくのセアロからの、みなさんの心のこもったプレゼントをこんな形で渡して
しまってよいのかと反省しました。 そして、夜にセアロの写真の前でバスケットに
個人の荷物をすべて入れた状態でご挨拶して手渡しました。


子ども達は「とても嬉しいです。セアロ、亜弥迦さん、日本人がみんな元気で
ありますように」 と話す子どもが多かったです。

今日は大失敗の日と思いました。お渡しした後に自分を省みる時間をとりました。

手渡すという役目をいただいたのに、できませんでした。 ドネーションという
気持ちがあるために必要以上に熱くなっている自分を感じました。
今の私の気持ちは押し付けの行動かもしれないと思いました。

私は何のためにここにいるのか。ジャッジしていないか。正しいことは何か。
明日は新しい気持ちで始めたいと思います。

(reported by TOMIKO)

2011年2月15日火曜日

2月14日(月)P.C.O孤児院にて 2日目 <大久保>

今日は日本人のみなさん、カンボジアの皆さんがP.C.O孤児院に来られ、昼食を作ってくださる2日目です。

そして、実は昨日から始まっていました、大工仕事があります。
今後外国人ボランティアが参加したときに居住できる建物を教室の横の敷地に作ろうとしています。

セアロ、亜弥迦さんの仕事は早く、材木を購入し、建物の柱を調達し、今日はその柱を建てるための、基礎工事が行われました。
みんな大工さんではないのに、大工さんの仕事をしています。
水平になるようにするためには、ホースに水を入れてアルキメデスの法則でしょうか?水圧の原理を用いて行います。

建物に使用されるレンガも今日納入され、そこに全員で名前を書きました。
どんな建物ができるのでしょうかね~。楽しみです。



その隣では、2段ベットが作製されています。


スンタン先生の妹さんの旦那さんは器用で、孤児院内の外ほうきや、棚を作ったり、補修をいつもしてくださいます。毎日の料理もご夫婦で作ってくださっています。
ありがたいです。
大きい子どもたちも加わって、ベッドを一所懸命作っていますが、今日も仕上がりはまだお預けのようです。

一方で、今日の昼食も大好評。
野菜炒めと野菜とお肉が入った卵入りのスープ。
日本人の皆さんが心を込めて作ります。
「まだまだ卵は入れてはいけない。火をもっと強くしてから」
「こうしたら、もっと火はよくなるよ」
と今回初参加の男性軍も大活躍です。

子ども達と一緒に美味しくいただき、おかずは完食でした。
私も日本米はおいしいなぁとしみじみ味わいました。
ありがとうございました。

そして、本日最後に、これまでお手伝いやがんばった子ども6人に特別にプレゼントが渡されました。
渡される前には、子ども達に「もっとスンタン先生の言うことをよく聞いて、自分のこともみんなのこともお手伝いして、将来スンタン先生のように人の役に立つような人になってほしい」と話があり、耳を澄ませて聞いていました。


(Reported by TOMIKO)

2011年2月14日月曜日

2月13日(日)P.C.O孤児院にて <大久保>

今日は日本人のみなさん、カンボジアの皆さんがP.C.O孤児院が来られ、昼食を作る日。
連日、たくさんのみなさんに会える、日本の料理は美味しいと子ども達は嬉しそう。

みなさんが到着され、早速、昨日リーダーも決めて、ご挨拶をしようとするも、そのリーダーが池の世話に行って不在。ピーンチ!!このピンチを誰もカバーすることができず、あえなく撃沈。
明日は再チャレンジを願います。


さて、さっそく昼食作り。今日の献立は鶏肉入りの炊き込みご飯と野菜と卵が入ったスープ。
子ども達は昨日、見ていたように木を集めて、レンガを運び、かまどを作ります。
火に対しては恐怖心もないようで、お手の物。
ただ、炭を多く使いすぎているかな?

食事作りのその一方では、
孤児院で栽培しているレモングラスの生葉をその場で収穫し、NPO Shien Tokyoの水谷さん指導の下、シルクの糸の染色が始まりました。

大きな鍋を用いて染色です。
焚き木も大きな木を用いて、火を起こすのも大変。汗が吹き出ます。
染色する人たちはシルク染色チームができていて 日本の皆さん、カンボジアの皆さん合同です。

両者ともに、ときには競い合い、ときには協力して、染色を完成させていました。
帰宅されるときはまだ、生糸は乾いていなかったので、どんな色に染まるのか。
これからその糸を使って何にするのか。シルク村支援を行っている長淵さんは満面の笑みで携わっていました。

そうこうしていると、時間は経ち、昼食のできあがりです。

仏教国カンボジアでは、お坊様に先に召し上がっていただく…、
頭からすっかり抜けていて、途中で思い出すも
子ども達にも今にも食べることができるような状態でお預けする形になってしまい、申し訳なかったと思います。これから、肝に銘じたいと思います。

今日の昼食のメニューは子ども達には珍しかったと思います。


一般的にアジアでは平皿に御飯とおかずが数種あり、それを取り分けて食べるのが習慣のようです。
孤児院では、いつもは平皿にごはん(米)とおかずが1種類です。混ぜたごはんは食べません。
美味しかったようで、昨日のカレーと同じ量の御飯を炊いたのですが、ほとんど残りませんでした。

その後、長崎からカステラを持参して参加された君島さんからのおやつのプレゼントです。
昨年はカステラだけを託されたそうで、今年はひとりずつご自身で手渡されました。
子ども達は大喜びで、3口ぐらいで食べていました。
カンボジアにはめったにないと話し、そうでしょう、日本でも長崎だけです。。。
私もありがたく頂戴いたしました。

夜は大変疲れたのでしょう。
8時半にはすべての部屋が消灯されていました。
明日も日本の皆さん、カンボジアの皆さんが来られます。
明日は何があるのかな?
何が食べることができるのだろう?
そんなことを考えながら、いやいや、そんなことも考えずに眠りについているのでしょうか。

(Reported by TOMIKO)

2011年2月13日日曜日

2月12日(土) みんなでバンテアスレイへ <大久保>

昨日までに楽しみにして準備した鍋、皿、スプーン、くわ、スコップ、たらいなどを携えて出発。
25名の子どもの大移動の始まりです。

荷物と一緒にぎゅうぎゅう押し詰め。
揺れること約1時間あまり。
午前8時15分に到着。
日本人のみなさん、カンボジアのみなさんが気持ちよく過ごせるように、掃除をしました。


しばらくすると皆さんが到着し、ご挨拶をすませ、いよいよ恒例のカレー作り。ご挨拶する辺りから、子ども達は緊張気味?!
大勢のはじめての人たちと接するのはドキドキするもの。私も人のことが言えないなぁと思っていました。


さて、まずはかまどを作って火をおこします。
たくさん勉強してきたのですが、ごはんの材料は?と質問しても、「米と水」という答えもわからず、「レンガをとってきてください。」

「てつだってください」も意味が理解できていなかったようです。ガッカリ!!

皆さんが、帰った後は、もう一度、ごはんの作り方、カレーの作り方の勉強だ!!^^


火を起こしだすと、子ども達の出番はすぐそばの大きな穴掘り。
11,12月と稲の収穫で掘りに来ることが、できなかったという大きな穴は少し狭まってしまい、土の固いこと固いこと。水をひいてきて、泥状にしてから運びます。



「走れ!!もっと土を入れろ!!」声がかかるとみんな一所懸命。


のどがカラカラにになるまで、みんなで働き、やっとお待ちかねの昼食。



みんなで働いた後に外で食べるカレーは美味しい〜☆
もともと食欲旺盛の彼らは何回もおかわりして、鶏肉をほおばっていました。


ウォーターメロンのデザートを食べた後は、後片付け。
持参するときから大きなケースに詰め込んで運ぶ備品は、使った後、それもカレー(洗いがあまい)なので、しまうのは大変。



ひととおり、片付けが終わるとセアロからお菓子とジュースのプレゼント。
子ども達の瞳が輝きます。


ご挨拶後は一気に飲み干していました。再び揺れて帰ります。途中、スンタン先生が後ろの座席に「
落ちないように」と声をかけます。働いて、疲れていると眠ってしまい車から落下するのを防ぐためです。


帰りには、全員でP.C.O孤児院に寄られ、今度さらに孤児院がよくなるための検討がなされました。
皆さんが帰った後は、もう一度食器の洗いなおし。女の子大活躍!



「とみこさん 終わりました。お疲れ様でした。」と話す様子は達成感に満ちてました。



明日はここ、P.C.O孤児院で昼食作り、レモングラスを用いた染色、レモングラスティーの選定の予定です。
(Reported by TOMIKO)

2月11日(金) レモングラス刈り取りです! <片山>

今日は午前中、ダイレクトアクションメンバーと


合流。明日からのカレー等皆で食べる物と、
メンバーそれぞれのチームごとの食材の
買い物を午前中に終えました。


バナナの値段交渉や、時間がないなかで
皆大奮闘です。午前中の買い物だったためか、
野菜も新鮮でした。

そして、午後はPCOの買い物メンバーと
レモングラスの刈り取りメンバーに
わかれて行動です。


PCO内のあおあおと茂った大量の
レモングラスを刈り取り、選別・洗って
干す。

今回はレモングラスの染色も行う
ため、更に大量のレモングラスが必要
です。全員で頑張るも、なかなか選別
作業が大変です。


今回は、つるして干す方法
をとったため、そこも進みません。。。

結局、残ったものは次の作業にということに
なりました。


今回のレモングラスもとてもきれいです。
手作業で皆の思いがこもったレモングラスを、
どうぞ楽しみにしていてください!

(Reported by Kuma)


2011年2月12日土曜日

2月10日(木) 12日の実習ファームでの準備 <大久保>

こちらの授業は午前中に各50分ずつ、午後に各50分ずつの時間割があります。

子供たちは午前中に学校に行く人、午後から行く人と2部制で出発します。

授業内容もそれにあわせて、残っている子供たちの年齢や学力に合わせて行われます。

ただし、まだテキストを用いたような学習は行っていません。

今は、これまで滞在したときに学んだことがどれだけ継続できているかを確認したり、様子をうかがっていました。

そうして、今日は12日にたくさんの日本人ボランティアと一緒に実習ファームに行って働くことを楽しみにして、準備をしました。

カレーを作ることを想定して、かまどをつくって、ご飯を炊くには 

何が必要?かまどはどうやって作る?カレーの作り方ではカレーには何が入っていると

思いますか?必要なものは?そして、みんなで使用する食器を洗って、数を数えて用意しました。

最後には日本の皆さんに会ったときに、きちんと話せるように自己紹介の練習を行いました。

当日が楽しみです。

(Reported by TOMIKO)

2月9日(水)服の片付けのつもりが…おおごとに!!<片山>

本日から、午前8:00〜50分授業を2時限、
午後も同様に13:00から行います。


午前のメンバーが若干多いです。
( 午前/午後と分かれて学校に行きます)


そして、午前中はまず服の片付けをしよう!
と部屋に入ったら・・・。
服を置くラックが壊れかけており、
そのラックを動かすと壁に大量の綿のような
ものがついている。。。


服の片付けでは、終わりません!


壁によじ登って、壁の埃をとって拭く。


そうするとその原因である、穴のあいた枕
を発見。その更に上には、藁の塊があるある!!


どうやら、ねずみが巣をつくっているようです。


みなで埃だらけになりながら、
壁をきれいにしたり、ラックを補強して埃を
とったり、最後にようやく服をきれいに
片付けて、本日の片付け作業終了しました。


さて、ずっとこの美しさが保たれますように・・・。


(Reported by Kuma)


2月8日(火)いきなりホームシックか?!<大久保>

P.C.O孤児院に夕方到着。


スンタン先生から話はない。
片山さんは勝手がわかるようで、子供たちと一緒に話したり、

働いているように見える。




私はどうしてよいかわからず、孤児院内のレモングラスの水遣りを

一人の男の子のやることをまねて行った。
後をついて行ったと言ったほうが正しいかもしれない。
言葉はない。
そうして、孤児院内の端のレモングラスにバケツで何度も行き交い

水遣りをしていると、涙が出てきた。


さっきまで、一緒にいたセアロとアミカさんの優しい笑顔が思い出された。
日本でやさしくしてくれていた人たちのことを思い出した。

子供たちの洋服は汚い。
でも、汚いとは思わない。

抱きしめるほどに仲良くしたい。だけど、仲良くしたくない自分もいる。
私だけ違う世界からやってきたようである。
一人。


私は志願してここに来た。
けれど・・・。
とても心細くなった。
元気を出そうと思えば、強いればできそう。

でも、そんなことをしたくない自分がいる。
これまでのような私では仲良くなれないような気がして・・・


夜には蚊帳の張る時間が遅く、虫の大群が私の蚊帳にくっつく。
怖い。

いきなりホームシック?!


(Reported by TOMIKO)