Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2011年12月27日火曜日

12月16日(金)PCOにて  床作り<松永>















水野さん、ウインさん 私 パーラーさん(現地のドライバーさん)で厚さ10センチの床をタイルが貼れる様にセメントこねをしました。

角スコッパ4本 一輪車 バケツ2個 セメント50キロを10袋 砂2トンダンプに3台 砂利3台 24坪分のタイルと買いそろえました。

下地床10センチには湿気止め用のナイロンを轢き詰めて 作業開始です。
私達が始めるとシヌーンさん(タイル職人)ビセットさん(管理責任者)チョンライさん「20歳学生さん」も手伝って下さいました。

セメントこねが大変で大人総がかりです。それに 水運び こね終わったセメントは 子供達もまじえてバケツ6個でリレーです。水野さんが早速コテでセメントなでです。
自然と お互いの役割分担が始まります。4坪「8帖間」入り口が狭くてバケツにての搬入です。
子供達の大活躍の場です。
水担当の子 バケツで砂利担当の子 砂担当の子 セメント担当の子 砂遊び専用の子 色々です、スコップを持ちたい子 一輪車で運びたい子 すぐ飽きる子
たいへんなコミュニテーの場に早代わりです。共に汗をかく 共同作業いいですネ!!! 

民族を越えた作業です。お互い気を使って 笑顔で 怪我せず
午前中に1部屋であがりです。要領も分かって昼からです。
入れ替わり新手の子供たちも参加してきます。小学校の授業は午前組と午後組と分かれています。
最初はばらばらの作業もだんだん熱が入り一体となり
早くなります。夕方には完成です。
今日は8帖間2部屋ぶんの完成です。皆さま怪我もなく、無事終了しました。ご苦労様でした。

翌日は12坪24畳分この部屋は一輪車が大活躍です。子供達が運転です。そしてこけます、大騒ぎです、タイル貼りも1部屋すみました。
各々がばらばらに動きだしても、そのうち一体となり楽しいうちに終了です。 調和です。一体です。

今朝はタイル貼り  !!!残念ながら  ???水揚げポンプが故障です 修理に3日ほど掛かるそうです。
急遽 二人分のシングルベット(いす つくえ兼ねます)に取り掛かります。夕方には タイル貼り済みの部屋に搬入できました。





























今日パーラーさんと私で泊り込みがはじまります。

皆さまやセアロのおかげで 終了しました。ありがとうございます。

<reported by まつなが>

2011年12月22日木曜日

12月19日(月)前を向いて<船津>

現在PCO孤児院に住んでいる子どもは総勢29名。午前中は、20名の子どもたちが学校に登校していきます。9名の子ども達と一緒に挨拶と自己紹介の練習を行いました。

初めて日本語を学習する子たちも、日本語を教えてもらっていたようです。想像していた以上に上手に挨拶をし、ひらがなをノートに書いていたので驚きました。日本人がいない間も、年長の子たちが勉強を教えていることがわかり、うれしく思いました。

















それから、午後の授業を終え、宿舎に戻ると孤児院を運営されているスンタンさんから、孤児院のスタッフの方2名と日本人ボランティア3名でミーティングを行いたいとのお申し出がありました。

数日前にセアロ、亜弥迦さまとPCOのスタッフの方、日本人ボランティアでミーティングを行い、今後の孤児院の運営サポートの仕方について、お互いに意思確認をした矢先のことですが、

NPOCEALOグローバル・ハーモニー・ジャパンが行う支援とPCO孤児院が求めるものが一致せず、支援は打ち切られることになりました。

セアロが行っておられるのは、
「支援をするための支援ではなく、自立をするための支援」

自分たちの力で歩むと決められたスンタンさんと孤児院のスタッフのみなさん。心の奥で、子どもたちを応援したいと思います。「近くでその子が幸せになっている姿を見れなくても、どこかで幸せになっていてくれたら」と願います。

支援をする側、される側はなく、すべてが平等であること、また支援というものの難しさを体験させて頂きました。

私たちにもっと出来ることはなかったのか?反省点として、事前の準備不足、言葉の壁によるスタッフの方とのコミュニケーション不足がありました。滞在スタッフの中でクメール語が分かるものがいなかったことは今後の課題です。

PCO孤児院での滞在支援は終了となりましたが、セアロが行う支援活動は歩みが続いています。一緒にカンボジア入りしているミャンマー縫製チームのメンバーとの協働や実習ファームでの農業実験など、カンボジア滞在メンバーまたこれから現地入りするメンバーと引き続き行なっていきます。

ここカンボジアに来て、色々と支援の形が新しく変化・進化しています。私も歩みを止めず、自分が正しいと信じる道を前を向いて歩んでいきたいと思います。

日本からの応援ご協力ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

(reported by KABAKO)

2011年12月19日月曜日

12月18日(日) ひと安心<大久保>










今日は朝から孤児院に必要な物資の買出しに出かけました。
いつもはこちらでみつくろって、お渡ししていましたが、今回は孤児院のリーダーであるビセットさんを中心に必要なものをリストアップしてもらい、それらを購入しました。
ですが、出だしから集合時間を守れず、待ちぼうけ。
会ってそうそう、注意することから始まってしまいました。

ビセットさんは孤児院内での子供達のお世話は上手です。
けれど、買い物や決断するような内容のことは初めてとのこと。
始めは緊張した面持ちでしたが、徐々に慣れてサブリーダーのチョンライさんと
相談しながら進めていました。




←昨晩到着した松原さん親子もすぐに活動です。





私達の方でも購入前に現在の食材などの在庫を確認させていただいたところ、
保管場所には何ひとつありませんでした。
毎日、きり詰めて購入しているようでした。

今回リストに挙げられていたのは20品目。
米、さとう、塩、ナンプラー、油、豆、などの食材が主でした。
それらに、洗濯洗剤、食器洗剤、金たわし、殺虫剤、綿棒、ナプキンなどの日用品を追加して
最終的に購入したのは27品目。


←帰ってきてからも今後はノートに記して管理してもらうように伝えました。






そして、夜には日本から持参した衣類や石鹸、歯ブラシ、歯磨き粉、お菓子を一人ひとりにお渡ししました。予め、準備しているときに滞在している子供達を思い浮かべらながら、用意していましたが、
到着するやいなや、人数が増えていることを知り、あわてて、全員に渡せるように分配しなおしました。
でも、サイズがどうしても大きすぎるものしか渡せない子どももいてごめんなさい。
次回荷物をお願いできるときまで待っていてくださいね。


















子どもたちの体格は小さいです。
年齢が10歳でも5,6歳ぐらいのサイズしかありません。
1日3食平皿に主食の米を山盛り1杯は食べてはいるのですが、
発育が遅いです。

ここ最近は毎日のようにプレゼントが続き、子ども達は満面の笑顔で
受け取り、セアロの写真にごあいさつをしていました。





















失くさないように。
大切にしてくださいね!

<reportedo by TOMIKO>

12月17日(土)ことば<船津>

今朝は、丸2日以上断水が続いていたPCO孤児院の宿舎にお水が復旧しました。お水のタンに水をくみ上げるモーターパイプが原因だったようです。モーターを新しくスタッフのシヌーンさんが取り替えてくださり、宿舎でもお水が使えるようになりました。

お水にしても何にしてもでないもの、ないものは仕方ない…自分ではどうにも出来ないものだからとわからないことをすぐあきらめそうになります。自分でどうにか改善できるように、わからないことは出来る人に聞いて、少しでも早く状況が自分でも解決できるように…

自分から動くこと、自分で考えそのままにしないことを実践していきます。不便を感じた分だけ、便利さを感じることもできました。

午後からは、PCO孤児院の運営をされているスンタンさんやスタッフの方たちと日本人ボランティアが集まり、セアロ・亜弥迦さんとミーティングが行われました。

 ミーティングの中で、スタッフのビセットさんから子どもたちがみんな英語の学習をしたいと思っているとのお話がありました。ここカンボジアでも、英語の塾に通う子どもは少なくありません。

セアロは「本当に勉強をしたかったら、特別な学校に行かなくても自分で勉強することが出来る。私たちは、成績のいい子を育てるのではなく、知恵を付ける。心が美しいことが一番大切。」とおっしゃいます。「日本語は、心を学ぶためのツール」

私も、学生時代、英語を学びたいと英会話教室に通ってみたり、教材にお金をかけたりしました。でも、ほとんど英語を使うことができません。自分で必要性を感じ、目的を持って学ぶことが本当に大切なことだと改めて思います。

今、クメール語(カンボジア語)の学習の必要性に迫られてます。(汗)だいたいは、片言の英語と日本語とクメール語を織り交ぜて、時には絵を描いてコミュニケーションが取れていますが、肝心なところが伝えられなくて、もどかしいこともしばしば。。。
これから、私たち日本人ボランティアとミャンマー縫製チームのメンバーはクメール語を。PCOのスタッフの方は日本語をお互いに学習していく予定です。

まだまだ色々なことがこれからですが、一歩ずつ少しずつでも前進して、信頼関係を築いていけたらと思います。「知恵と工夫」「自分でやったことに責任を持つ」課題は日本人もカンボジア人も同じです。

今日は、先日購入されたミシンで、ミャンマー縫製チームのメンバーのアイテム第1号が完成していました。

日本で人気のワーク用の腰に付けるタイプのバック★ロンジー生地を使ってとってもステキです。
どうぞお楽しみに!



(reported by KABAKO)

2011年12月17日土曜日

12月16日(金)暮らし<大久保>

孤児院での滞在も3日間が経過しました。
未だ、環境を整えることに従事中。

「人として暮らす」ということはこういうことなのかなと実感しています。
3日となれば、ゴミもたまり出し、ゴミ処理が必要。
今日は穴を掘りました。
生ゴミ用、燃えるゴミ用、燃えないゴミ用です。


←すぐに一人の男の子が手伝いに来てくれます。
へっぴり腰でやっているから、見かねるのでしょうかね^^;








完成です。







1日3度の食事。
時刻になると「食事はどうなっているの?」
と待ちかねている声がかかり、そうよね・・・と慌てて食事作り。基本はごはんと味噌汁が中心です。
昼食はKABA子さんがカレーを作ってくれました。


洗濯。










床ふき。

寝床の確保。
今回は松永さんと運転手のパーラーさんが自らのベッドを作製。


←滞在スタッフもベッド作りなどの土木作業にはいつも参加。
一緒に作ります。








←ベッド作りの合間に日本から持参したいろんな種類の種を植え付ける
松永さん。








ベッドが夕方には完成しました。早い!
子供達の勉強机にもなるように高さを考えて作られています。








←蚊帳のセッティング








立派なベッドが出来ましたよ~!!







買い物。
市場へ行きます。朝晩は冷えるので毛布を買いに。
食べ物も冷蔵庫がないためすぐに腐ります。
保存がきくもので最小量で。
市場は人も店も多くて雑多。
混雑している上、言葉も通じなかったり、一苦労。
でも、KABA子さんは交渉も上手です。

私は何回行っても、店を覚えられず、いかにぼーっとついていっている
だけなのかがわかります。(苦笑)

水浴び。
昨日からお部屋の水は断水なので、
井戸からバケツで水を運びます。
まだ、水があるだけましです。
ここでも、行動を察してすぐに子供達が手伝ってくれます。
助かります。

日本ではなんともない生活。
こちらでは時間も労力も使います。
物の管理も外にポイと出しておくだけではすぐに埃がかぶったり、
ありやごきぶり、はえなどの虫が寄ってきます。

だけど、今は電気はついていますし、
空には満点の星。
心地よい風を受けたり、1日1回の至福の甘いコーヒーを飲むとき
ほっとします。
まだまだ子供達の表情は固く思いますが、それでも笑顔はかわいい。
これからもっとなじんできたら愛くるしい笑顔がみれるでしょうね。
楽しみです。

今日はセアロから子どもたちへケーキのプレゼントがありました。
一人一個大きなケーキ。
前回滞在時より11人も増えた子ども達は現在29人。3歳から18歳までです。
名前と年齢と学年を一人ずつ日本語で自己紹介してもらい
お渡ししました。











みんなで「モエ、ピー、バイ(1、2、3)いただきます!」
と大きな声であいさつうをしてから、かぶりつくように頬張っていました。











夜には滞在スタッフによるクメール語初級クラスの授業。
子ども達は声を張り上げて受けています。
そばで聞いていて、とっても難しい!!
全然わかりませ~~~ん!!

でも、きっと勉強楽しんだろうな。
そう思わせるぐらい子ども達はイキイキと学んでいました。












今日もあっという間に1日が終わってしまいました。
日本語授業もがんばります。

<Reported by TOMIKO>







2011年12月16日金曜日

12月15日(木)カンボジアの生活を感じて<船津>

今朝は、孤児院の電気の供給量が足りないため朝から断水。
宿舎横の建物の床のタイル張りを今日も引き続き行う予定で、朝から砂を買いに行きました。

しばらくしたら断水も復帰するかもしれない・・・という期待もはずれ、今日は一日中断水したままでした。

前回の滞在中も、停電や断水は度々あり、子どもたちはいつもと変わらない様子で、井戸でバケツに水を入れ小さい子どもたちも器用に重いバケツの水を運んで、畑に水遣りをしていました。

蛇口をひねると当たり前に水が出る日本の生活。電気や水道のない生活をする度に、日本で暮らす自分は本当に恵まれていると感じます。

お昼からは、昨日からカンボジア入りしたミャンマー縫製チームのメンバーと一緒に近くの市場へ市場調査を兼ねて、野菜の買出しに出かけました。














「ミャンマーとカンボジアのマーケットは同じです。違うのは、言葉だけ。あとは何も変わりません」と初めて訪れるカンボジアでも慣れた様子で買い物です。

初めてカンボジアの市場の肉屋さんの様子を見てとカルチャーショックを受けた私とは大違いでした。

ジャガイモ1kg3000リエル、玉ねぎ1kg2500リエル、白菜1kg4000リエル、なす1kg3000リエル…

「ミャンマーに比べてカンボジアの野菜は高いです」と彼女たち。しっかり値段を聞いてメモをしながら買い物をしました。(4000リエル=1ドル)

その後は、今日からPCO孤児院の建設中の建物で寝泊りをする松永さんとパーラーさん(カンボジアのドライバーさん)のベッドを作るための資材を購入するために材木屋さんに出かけました。











着いた先で設計図を描いて、角材と板を何枚購入するか検討し、ベッド2つ分の資材を購入。明日は、ベッド作りです。

今夜は、出来立てのお部屋にござを敷き、蚊帳を張り、松永さんとパーラーさんのお部屋完成。わしは、ござさえあれば十分と松永さん。頼もしい限りです。

ミャンマーで作られた蚊帳は、あたたかくてプライベート空間も作れ、「これはいいね」と早々に蚊帳に入りおやすみになりました。
一日働いて、ぐっすり眠る。規則正しい生活です。

(reported by KABAKO)

2011年12月15日木曜日

12月14日(水)ミャンマーから新しい仲間が到着です<大久保>












今日はミャンマーから新しい仲間が到着しました。
彼女たちはこれまでも縫製で技術向上にがんばってきた二人。
日本で人気の高いロンジーやショッピングバック、衣類などは彼女達グループが
作っています。


今回は孤児院にミシンを導入することもあり、
子供達にミシンの先生として、また自分達もさらに縫製について
学ぶためにやってきています。





←日本の皆さんへ最新作もたくさん持参してくれました。
かわいいプリントの割烹着やエプロンです♪





















今日は早速、マーケットに生活用品とこれからの製作の生地を買いに行きました。

ミャンマーではできにくいことがカンボジアではできることも見えてきました。
ますますこれからの展開が楽しみです。

夜には子ども達の日常を知るために、学校に通っている時間の調査をしました。
興味深々ですぐに人だかりです。

その後、カンボジア人の滞在スタッフ ビセットさんによる
初級クメール語の勉強が始まりました。
対象は4名の5.6歳のこどもたちですが、みんな集まっていて15名ぐらいで授業を受けていました。










<reported by TOMIKO>

2011年12月14日水曜日

12月13日(火)PCO孤児院滞在スタート★<船津>

今日の午後、滞在していたアパートから孤児院のボランティア宿舎へ荷物を移動させ、大久保さんと2名で孤児院での滞在支援が始まりました。

今回一緒に3ヶ月間カンボジアへ滞在の松永さんは、宿舎横の建築中の建物が完成したら、こちらに移動の予定で、まずは私たち2名が先に滞在を開始。
今朝は、亜弥迦さん、松永さん、水野さん、ウィンさん、ドライバーのパーラーさんと孤児院のスタッフ、子どもたちが協働で宿舎横の未完成の建物の床に、タイルを張るためのコンクリート打ちが急ピッチで進められました。

 

亜弥迦さんは、その現場の様子を見ながらサポートされつつ、その傍らの屋外で今回導入されるミシンに丁寧に磨きをかけられていました。
物を大切にする心。本気で取り組む姿勢。そのお背中から日々見せていただいています。ミシン志望の男の子が、興味深々で亜弥迦さんがミシンを掃除されている様子を見ていました。

人生経験豊富で、知恵と工夫にあふれ、好奇心旺盛なセアロと同じお年の松永さん!(実習ファーム移住計画も!!)

初参加の水野さん。今回は1週間のカンボジア滞在ですが、車両やミシンの購入の際の交渉、実習ファームの農業計画、床のタイル張りの資材購入・段取り・作業など多方面に大活躍。(一時帰国とのことで再び帰ってこられる!)水野さんの心と頭の使い方。その大きな心と細やかな心配りが本当に勉強になります。ご自身で向上心を持って培ってこられたものだと想像します。同世代と思えないたくましさと豊かさです。


カンボジア入りして6日目。一緒に滞在しているボランティアの方々から見せて頂くもの。一緒に働かせていただくことは、本当に自分にとっての貴重な体験です。


さて、子どもたちは。。。昨日訪問した際は、少し緊張した様子でしたが、今日は幾分か表情もゆるみ、屈託のない笑顔で迎えてくれました。

「かばこさ~ん」「登美子さ~ん」宿舎を掃除していると、ずっと窓越しに小さな子どもたちが見ています。

7月の滞在支援の際に完成したボランティア用の宿舎。大久保さんが前回滞在した時は、まだ完成しておらず今夜は初のご宿泊!!
子どもたちとの共有スペースで寝食を共に体験した経験がある大久保さんだからこそ、このスペースのありがたさを余計に感じている様子でした。

宿舎に保管してあった荷物の埃やくもの巣をはらい、床・天井・壁・窓を拭き、今回持参した荷物を搬入。やっぱり1人と違って、2人で掃除すると早いですね!
掃除をしながら、前回の滞在のこと、これからの滞在支援のこと、思いが巡り胸がいっぱいになりました。(またここに戻ってこれたんだ…。)


夕方には、孤児院のスタッフのビセットさんが行われているクメール語(カンボジア語)の授業で、元気な子どもたちの声が教室中に響き渡っていました。

明日は、ミャンマーの縫製チームのメンバー2名も到着。週末にかけて日本人ボランティア4名も参加予定です。
いよいよスタートです!!

(reported by KABAKO)

2011年12月13日火曜日

12月12日(火)夢膨らむ♪<大久保>










今日はいよいよPCO孤児院の再訪です。
子ども達は元気かな?
孤児院は一体どんな風になっているのだろう。
そう思いながら、がたがたと極まりなく舗装していない道路を
30分弾みながらたどり着きました。

午前中に登校していない子ども達が出迎えてくれました。
セアロや亜弥迦さんがいらっしゃるから、緊張しているのかな?
面持ちが幾分、固いような気がしました。

孤児院の第一印象はゴミもなく、きれいでした。
掃除好きの女の子がいないと聞いて、荒れているのでは?と
思っていたのですが、意外に?!きれいにしているのには驚きました。

隣の敷地との境目を越えて、ゴミをポイと捨てることも多かったのですが、
ほとんどなくなっていました。






←教室や子ども達の部屋には本棚や水飲み場が設置。





共に滞在予定のKABA子さんに感想を話すと
KABA子さんが4ヶ月前に滞在していたときに
1日3回掃除をして、彼女なりに工夫をして身につくように促したとのこと。

今日だけ特別の可能性はあるとしても
変化あり!です。KABA子さんのがんばりが伝わってきました。

しかし、残念なのは大人の振る舞い。
宿舎やミシンなどの勉強部屋に使用としていた建物の建築が止まっていました。
床にタイルを敷くようにとドネーションを受け取っていたのに、進んでいませんでした。
言い訳が続き・・・。大人に問題ありです。

一方、午後からは、実習ファームであるバンテンアスレイにみんなで視察に行きました。
ここでは3ヶ月滞在予定の松永さんが椰子の木を使って、ドラム缶で炭を焼いたり、バナナを植樹したりと
いろいろと計画中の場所です。

炭をやろうとしている松永さん。なんと、ファームの入り口でこれまで見たことのない
炭を作っているかまどを発見!
なんとまぁ。

奇遇☆










ここは洪水した土地。
どうなっているのかなと思いきや、その増水によってか、きれいに余計なものは洗い流されたかのように
淘汰され、残っている木々には水分がいきわたって、発育が進んでいるように見えました。













←ニームの木。
もとは小さな苗木を植樹。
ここまで大きくなっていました。







←恒例の穴堀の穴には水が!!聞いていた話どおり






バナナの木に思い入れの強い松永さんは構想を膨らませ、
「日本の皆さんに完熟バナナを食べさせてやりてぃ」と話し、
「松永バナナ農園」もまんざら手の届かない話でもなく、夢はどんどん膨らんでいきました。

と、その前に移住計画案もあるのです。しかも、カンボジア支援ではいつもドライバーとして働かれているパーラーさんと
二人でというお話。











「ここがいいよ。トイレは近いほうがいいから」
「もう、なんでも松永さんの自由にしていいから☆」
と、甘い誘いの言葉が連発で。
もう、みんなで話していると笑いが絶えませんでした。

完熟バナナ食べ放題ツアーinカンボジアもすぐに敢行かもしれません。
こうご期待♪

バナナについて熱く語る松永さん。
とっても格好いいです!!



<Reported by TOMIKO>

2011年12月12日月曜日

12月11日(日)いよいよシェムリアップへ<船津>

12月8日からカンボジアに入り、プノンペンでの買い物を終え、今日はシェムリアップに到着しました。

昨日は、交渉の末、車が購入されました。セアロが、滞在支援先のPCO孤児院へ寄付されたワゴン車です。今まで子どもたちは、スンタン先生の車の荷台に乗って、実習ファームに通っていましたが、この新しい大きな車を見て、喜ぶ子どもたちの顔が浮かびます。

日本からのサポーターの方が、車購入後も、エンジンオイル、ギアオイル、フィルターの交換など整備を整えてくださいました。
その方がおっしゃっていた言葉。
「物にも意識がある。大切に使ったら、物もそれに答えてくれる」
いつもセアロ、亜弥迦さまがおっしゃられているお言葉と同じでした。
その心を自分自身が心から習得し、子どもたちに伝えられるようになりたいと思いました。


















日本では、ガソリンスタンドでオイルの交換やタイヤ交換などをまとめてできますが、カンボジアはそうはいきません。
 オイル交換の店では、オイルだけを売っていました。








ミシンを購入した問屋街でもそうでした。ボタンを売っている店、ミシン糸を売っている店など…

量販店での効率の良い買い物になれている日本人。何でもまとめて効率よく買い物を済ませたい日本人にとっては、1つの買い物をするのも大変です。

ここでこれも一緒に売ったら売れるだろうなと思うものが、別のお店に行かないと変えないような状況でした。日本は、本当に物には困らない便利な国だとつくづく感じます。





今日は、早速スンタン先生の運転で、支援物資や荷物をたくさん積んで移動しました。
プノンペン~シェムリアップまで、6時間以上の長旅。ノンストップで車を走らせ、到着したのは夕方5時すぎ。あたりもだんだん暗くなってきました。


前回7月~8月に滞在していた頃に比べると、ここ数日は朝晩涼しく過ごしやすい気候です。
カンボジアのじりじり照りつけるような暑さも、うだるような蒸し暑さも今日まではそれほど感じません。私が日本に帰った後、カンボジアでも洪水があり、とても大変だったそうです。今は、雨も上がり、乾季に入っています。前回の滞在中は、雨の為なかなか進まなかった農作業や建築作業。今回は、炭焼きや外での仕事もはかどりそうです。

明日は、午前中にPCO孤児院を訪問します。4ヶ月ぶりに会う子どもたち。
日本に帰るときの約束は守れているかな??
子どもたちへ再会できる喜びと、どんな風に暮らしていたのかなというなんともいえない気持ちです。でもやっぱり早く子どもたちへ早く会いたいという想いが一番強いです。

また、PCO孤児院には、新しい子どもたちが10名ほど増えているそうです。
前回頂いた体験を踏まえ、新しい気持ちで、子どもたちの生活・衛生が少しでも改善されることを目標に、自分自身と子どもたちに向き合ってきたいと思います。

みなさまからのサポートにより、今回も滞在支援をさせていただけることに心から感謝いたします。
引き続き、よろしくお願いいたします。

(reported by KABAKO)