Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2010年6月30日水曜日

6月29日(火) スダウ、スダウ  <片山>

ここ数日夕方から大雨が続いておりましたが、
今日は一日晴天。

天気の変わることが多いため、皆、雨雲には敏感で洗濯物や窓を閉めるのが
素早くなりました。

日曜日の田んぼ作業の帰りにとって来たスダウを、
今日は干しました。

天気が悪く重ねていたため、少し色が変わったところもありますが、
元気なニーム色です。

数個ですがあおい実が落ちておりました。
もっとあるかと探したのですが見つかりませんでした。

そして、今日の夕方2度目の種まき実施しました。

ダイレクトアクション後の6月10日、圧搾をしたところ緑のものが多
く出てきたのですが・・・。
今回余った種を開いたところ、茶色でした。
中を透かして見れる透視力か中の芽の緑の見分け方がわかれば、
といつも思ってしまいます。

(1回目にまいたニームです。) 


さて、20日ほど経過したら、どうなるでしょうか。
今後見守っていきたいと思います。

ニームの種まきをするそばでは、堆肥場の切り返しをおこなっています。
きゅうりのつるも伸びてきました。

雨を恵みに大きく成長することを皆で祈る日々です。
雨が降るためか土も柔らかいのが救いです。

2010年6月29日火曜日

6月28日(月) 疲れ知らず <片山>

昨日は田んぼ作業に皆で出かけました。

今日はいつものように朝食を終え、午前中に学校に行く子どもは、
芋を食べて行きました。

朝食後、なにやら台所からジューシーな油の音が・・・。
少しづつ子どもの数が増えていきます。

どうやら、昨日の疲れを気にして、食事担当のスタッフが
鶏を揚げているようです。
揚げ終えた鶏をおかずに、再び朝食を食べるメンバーも。

肉も魚も子どもたちは大好きです。おいしそうに食べておりました。


さて、この鶏はというと、飼育している鶏なのでしょうね。やはり。


現在鶏は次から次へと雛がかえり、50匹、いいえもっといるでしょうか。
水を代え、目がおかしなトリには目薬をつけ、それはそれは手間をかけております。

えさの残飯に群がる鶏。そのなくなり方は圧巻です。

スタッフが毎日、親鳥が温めている卵をチェックし、
孵化しそうな卵は水に浮かべて確認後、また元に戻しています。
なぜ水につけるのか、何度かその現場にいることがあり、
質問するのですがよくわかりません。。。

昨日の芋と今日の鶏もあって、子どもたちは全く疲れ知らず。

今日の夕方も連日の大雨、その中を走り回っております。

雨の中、合羽を着て洗濯する担当の方の姿が。。。
もうすぐ本格的な雨期なのでしょうか。

洗濯物を乾かすのが大変そうです。

片山(くま)

2010年6月28日月曜日

6月27日(日) いざ! <片山>

昨日は寝る前に大雨になりました。
今日は朝から、ほとんどのメンバーが田んぼの堤防が不十分な場所を
作りに行く予定です。

行けるかしら・・・!?という感じでしたが、
一夜明けると雨も止み、何とか出発できそうな天気。

6時出発といえど皆がようやく本格的に動き出したのが5時半です。
6時20分頃車が来ていざ出発!

小さい子どもと最近熱が出たことのある子ども5人のみ残して笑顔で
「行ってきます!」

スンタンさんは、「自分たちは今はサポートを受けているけれど、
自分たちで生活することに向けて今がんばっている姿を見せたい。
自分たちが田んぼでしている作業を実際皆で行なって、
今後に向けて意識付けをしたい」という想いがあります。

今回ほぼ全員参加の形となったのは、そういうわけです。


さて、残ったメンバーはというと、午前中は勉強や絵を描いて過ごし、
午後は遊びの途中で部屋掃除をしたり、お洗濯をしたりして過ごしました。

子どもらしく、悪戯の連続でしたが・・・。

そうこうしているうちに、今日もまた大雨。

家の中に雨が入ってくるので水をかき出したり拭いたり、
気がつけば家の外に大きな水たまりができていました。

雨が上がると、昨日の芋の皮むきです。

(この芋です)

皮が層になっていて、きれいにくるっとむけます。

大量の皮をむき、水と塩を少し入れて火にかけます。
疲れた皆の今日の食事でしょうか。

笑顔で皆が帰ってきたのが5時過ぎ。
疲れた表情よりも雨が降ったので、とても寒かったようです。

車の後ろには大量のスダウの枝。

全部堤防はできなかったようですが、とにかく楽しかったとの声。
作業の意味ももちろんのこと、子どもにとって車で出かけていくことが
楽しいんだと感じますが、きっと何か心に残っていることでしょう。

片付け等を終えて夕食。お芋はなんと食後に出てきました。

ホクホクと甘くてとてもおいしいです。
繊維が残っているのは出して残します。
ご飯を食べた後も、皆嬉しそうに食べていました。

夜は疲れも知らず、元気に過ごしてふけていきます。

さぁ、明日はスダウの葉の日陰干しです。

片山(くま)

2010年6月27日日曜日

6月26日(土) 芋ほり <片山>

今日は昼食後から実習ファームへ。

忙しくて行くことができないでいるので、様子だけでも見てくるとのことでした。

車のタイヤが調子が悪いということで、まずはタイヤを直しにいきました。
タイヤが古くなって一部劣化がしており、空気が漏れるところに何かを入れてすぐ終了。

さすがにタイヤ交換はお金がかかるようで、車がないと何処へもいけなくなるので
大切に使っているとのことでした。

その後、一路実習ファームへ。
前回のダイレクトアクション時より草が伸びており、この時期は雨が降るため
草が伸びるのが早いそうです。

植え替えたレモングラスや採ったレモングラスは
まだ、採れる状況ではありませんでしたが、そのほかのものはすくすくと
元気に育っていました。

今日は、ずいぶん大きく背が高くなった芋を掘って持ち帰ることになりました。

このお芋は栄養が高く、砂糖と一緒に煮るとおやつにもなるそうで、
通常はスープにするものだそうです。

地下にしっかと根を下ろしているため、かなりの力が必要です。


袋いっぱいとってお土産に持ち帰りました。
さて、これがみなのお腹に入るのはいつなのでしょうか。。。


今日、先日終了したテストを見せてくれた子どもがいました。

1教科9問前後の内容で出題され、ひとつが1点のものが多かったです。
見せてくれた子どもはさすが良くできておりました。
ちなみに、絵の内容は学校でした。

片山(くま)

6月25日(金) ニームスプレー散布 <片山>

数日前に散布用のスプレーを子どもが持って歩いているのを見て
今日は何曜日?と思ったのが既に木曜日。

そうです。散布は毎週水曜日です。しかし、木曜日の日は夕方から雨。
金曜日に散布することとなりました。

そして、その日に散布について改めて説明した子どもからも
何の反応もなし。
オイルを預けてお願いしようと思ったら、断られてしまいましたので、
朝、声をかけて欲しいとお願いしていたのですが・・・。

結局、夕方に散布しようと声かけをしたら、無反応。
その後「暑い」との声。

むむむ、これはと思いおもむろに準備を始めたら慌てて走ってきました。

ニームオイルの混ぜ方を説明して、散布終了です。



ひとつの仕事を自分たちのこととして、継続して行うのは難しいと
しみじみと感じる日々です。

考えてみたら、自分自身も主体的に動けているのか・・・といったら
反省の嵐です。

さて、先日子どもが植えたニームの木ですが、
さすがに大きくて葉はすっかり枯れてしまいました。

庭のバナナが花をつけました。順番に花が
咲いて、バナナの実の形になっています。

片山(くま)

2010年6月25日金曜日

6月24日(木) パンパンパァーン パンパパパパァーン♪ <片山>



気がつけば子どもがココナッツの木に登っていたり、
野菜の支柱となる囲いに登っていたり、子どもたちは登ることが大好きです。
上から見ると違った世界が見えるのでしょうかねぇ。

さて、今日も学校を終えて子どもたち外で遊びまわっております。

最近のカンボジアは天候が変わるのが早く、今日も暑いと思ったら夕方から雨。
その雨もすぐやみました。

明け方と朝は比較的涼しく、日中は暑い!
これがみな体調を壊している原因なんでしょうが。
まぁ、子どもたちは回復力が早く、熱が出ても次の日には治っています。

雨が上がるとなおさら子どもたちの遊びの声は響き渡り、
この♪パンパパァパーン♪が何度もきこえてきます。そうです。

これはみんなの最近の流行のひとつ、何かの景気づけのように
エレキギターを弾く真似をするのです。

この表現では伝わらないと思うのですが、想像してみてください。
ケンケン鬼ごっこの間にこれをやっては、また続けるのです。

そんな夕暮れ、雨上がりのきれいな夕日と虹そして月が出ていました。
みながシャッターチャンスだと教えてくれるのですが、
何度とってもうまく写せず大笑いされています。

そして、よく見ると屋根の下にはココナッツのようなものがつるされています。

子どもたちに聞くと、すずめがが卵を産むと教えてくれましたが、
どうやら鳥の巣のようです。

先日の田んぼ作業でも地面に鳥が卵を産んでいて、
ほっておいたらトラクターにつぶされるから救ったと話していましたが、
鳥はとても大事にするpcoメンバーです。

片山(くま)

6月23日(水) 終わった!! <片山>

普段どおりのようにみえても、さすが試験中です。
昨日の夜は絵の試験があるといって、色鉛筆の準備をしたり、
絵を描いたりしておりました。



さて、テストではどのような絵を描くのでしょうか。。。

試験を終えて帰ってきたメンバーの表情はすっきり。
やはり、幾つになっても試験は気が重いものです。

さっそく遊んでいましたが、本日昼からは通常通り日本語授業再開です。

この2日間は試験メンバーはクメール勉強といって、
テスト勉強の時間にしていました。

さてさて、みんな習った日本語を覚えているかな?

6月22日(火) 真剣です <片山>

年長者やスタッフの方の日本語の授業がずうっとできていなかったので、
声をかけると「やりたい」ということで本日の3時から4時となりました。

しかし、他のメンバーにも相談すると4時からがいいと言うことで変更。
さて、かなり日本語の状況に開きがあるメンバーにどうやって授業をしましょうか・・

時間になっても最初約束したメンバーは現れず。
4時からがいいと言ったメンバーも現れず。

もう一人のメンバーが教室に来ました。
自分ひとりで授業を受けると聞いて少し不安そうでした。

そこで、いま孤児院の畑で行っている実験は何で行っているか、どのようなことを
調べて欲しいか、今後何を行っていくかを伝えることにしました。

(写真技術が追いつかず、暗くてすみません。こんな感じでしたが。。。)



他のメンバーにも伝えられるよう、丁寧に時間をかけていくことにしました。
本日第一日目の授業はスダウ(ニーム)についてです。

本にいろいろな効果が書いてあるけれど、実証できていないことが
多いということ、日本での現状を含めて協力してすすめて行くということ、
そして、実験はすぐ効果が出るものではなく長く継続する必要があり、
続けることの勉強です、と話しました。

1時間それはそれは真剣な表情で、辞書片手にノートをとりながら、
スダウの話を聞いていました。

何で行っているか理解するのと、わからないでは全く違いますからね。
明日は第2日目「えひめai」の予定です。

—後日談:
特に参加しなかったメンバーに理由を尋ねることもしないでいたのですが、
2日後、参加したメンバーから待っていたよと聞いたようです。

今、アンコールトム学校(スンタンさんの経営する日本語学校)に土を入れる
(ぬかるんでいるところに)のが忙しく、参加できなくてすみませんと伝え
にきてくれました。

2010年6月23日水曜日

6月21日(月) お疲れ様でした!    <片山>

昨日どこからかとってきたニームの枝は、抱えてきた本人が
しっかりと朝、植えておりました。
倒れないように支柱もして、日陰の場所を選んでおり、さすがです。

根がついていない2本はどうしようかと相談を受け、
これから種をまくところに一緒に葉をとっていれました。
ニームの水遣りをとても気にしてくれています。

一方、テストとメンバーは・・・。

登校前にノートを確認するメンバー数人。
おおよそのメンバーは普段とあまり変わりません。

午前中のメンバーは6時半出発。
いつもより残っている人数が少ないPCO内です。

(写真:PCO内授業風景です)


帰ってきた表情は、自信たっぷり「試験は大丈夫」と皆笑顔でした。

水曜日までの試験、後2日です。

さて、カンボジアの試験はどうやら9教科あるようで、1日3教科づつ。
試験前にノートに小さな長方形を書いて、同じようなものを
数枚作っているものは何かと思ったら、テスト用紙を作っていたようです。

名前と教科と出来をノートの上に書いておいて、その下に試験問題を写して
書いていくようです。

ノートを切ることが多いのは、このような使い方をするせいもあるんですね。
最近ではばらばらにならないように、透明ナイロン袋に入れている子どもも多いです。

時折、教科書を補強している姿もみかけます。
扱いもさることながら、破れやすい紙質でもあるのでしょう。

今日は鉛筆を芯だけとっている姿を見つけ、注意したところ。
物は大事にして欲しいものです。

金曜日に種まきメンバーは、本当に大変だったようで真っ黒になって
戻ってきました。
風と雨で簡易に作った家が飛ばされ、蚊にやられ、いろいろあったようですが、
楽しかったからまた行きたいと笑顔で話してくれました。

村の人にも10人助っ人を依頼、それでも種まき後にトラクターで
土を返すのはまだ、残っているそうです。

1反の石川田んぼはどんな感じなのでしょうか。。。
みんな根を張り大きくなりますように。

6月20日(日) 颯爽と登場!    <片山>

明日から試験という感じがしない子どもたち。
勉強と口にするものの全くその気配なし。
元気に走り回っております。

午前中は大豆をまくところに堆肥を入れ、午後は暑い中も遊びに夢中。
15時頃、数人と破れ服をつくろっていると、畑の水溜りから大きな笑い声が。。。
小さい女の子2人が水溜りの中に入って、如雨露にたまった水をいれ
水遣りを始めていました。

全身泥だらけになりながら、大きい如雨露を運んでいきます。
そんな中、どこからか数人の男の子
が帰ってきました。

全身をスダウ(ニーム)の木で隠して「スダウ、スダウ!」
と口にしております。どこかでスダウを見つけたようで、
3人がそれぞれ大きな枝を手にしています。
一番先頭の男の子の枝にはしっかりと、根がついています。
あとの二人は根をつけようと努力したようですが、
結局つけられなかった感じです。

いったいどうしたんでしょうか。。。

植えるには大きな枝のため、根付くかどうか不安ですが、
今日のところは水溜りにつけておいて、明日どこかに
植えてみようと思っています。

実は朝、畑を耕そうと皆で鍬を探したけれど、どこにもみつからない!
ようく考えてみると、田んぼ作業に全部持っていっているようだと
気がつきました。

よって、堆肥を取るのももちろん手作業。米袋に堆肥を入れて運ぶのですが、
運ぶほうは「もっと入れて!」というものの、入れるほうは大変です。
途中ペットボトルを切ったものを持ってくる子どももいましたが、
結局役に立たず。
手で交代しながら入れました。

そのため、ニームの植える作業も少し先に延ばすかもしれません。

(写真:実は10日前のニームたち、一番大きなものよりもみな
大きくなり、葉も6枚くらいになっています。現物写真を
お見せできなくてすみません。)

<>


田んぼメンバーはまだ奮闘中とあって戻ってきません。

女の子の水遣り作業は男の子の登場によって交代。
さすが力強い!両手で如雨露を持ってわしわし運んでいきます。

元気に育て、野菜たち。

2010年6月20日日曜日

6月19日(土)  おお、なんと良く出来た・・・<片山>

今日は午前中の日本語の2時間、それぞれ簡単なまとめの
練習問題をしました。

わかっても自信がないのか、まず確認からはじまる子どもや、
渡された紙に大きく文字を書く子ども、また自信たっぷりに
黙るように促す子、様々です。

1時間めのメンバーはSTEP1のはじめの問題だったため
概ね皆良く出来ていました。
2時間目は練習問題の書き取りでした。

そして、午後は皆学校へ行き、PCO内に残ったのは
就学前の女の子中心の3人と小学生の男の子の4人のみ。
男の子は本日学校が休みで、午前中の日本語の授業に出ていました。

そのため午後は、皆から色鉛筆の要求があったため受け取った後、
色鉛筆で絵を描いて遊んでいました。

そのうち女の子はおままごとが始まり、男の子は絵を描くのが好きそうなので
カルタ作製を紹介しました。
すると実に集中して実施。
ノートや本を持ってきて、何を書こうかと選んでいます。

16時過ぎには久しぶりのスコール。

(これは以前のスコール時、雨を全く気にせず勉強する子どもです。すごい。。。)



雨を十分楽しんだ後、学校のメンバーも帰ってきて、
合流してカルタ作りが続きます。
いくつか案に詰まると皆からいろいろな意見が出てきます。

そして、なぁんと以前どなたからいただいたと思われる、
きれいに書かれたカルタ登場!!みんないろいろ経験済みなんですね。

それでも楽しんで自分たちで絵を描いて、様々な案が出てきてよかった、
と思う時間でした。

本日文字と絵はかけたので、きれいに確認しながら順番に並べてくれて片付けです。


夕食後は昨日同様早めに就寝準備開始。

今日は入り口の建物に5人泊まります。
男のスタッフと年長者が過ごす場所のためか、とても楽しそうに蚊帳と毛布、
かばんを抱えて行っておりました。
泥棒の番のお役目とあって、実にはりきり笑顔。

今日のスコールで田んぼは潤ったでしょうか。。。

2010年6月19日土曜日

6月18日(金) 予定変更いざ <片山>

今日は実習ファームに行く予定。
朝から準備をして、待てども車が来ない!
いつもは8時過ぎに出発らしいが。。。

9時過ぎにようやくスンタンさんが登場。
しかし、何だかとても慌てている。
聞くと、朝早くに田んぼの村から電話があって、雨が降りそうだから
今来ないと中に入れなくなる。種まきは今だと連絡があったとのこと。
そのため、朝早くから行く準備に大わらわだったらしい。

PCOに着いてからも、年長者ともに蚊帳やゴザそしてお米・鍋を積み、
短時間で準備を終え、5人で出発。

なんといっても20haですから、2泊3日を想定しての作業です。
それでも終わらなければ、村の人に頼んだり一度こちらに戻って、
また大きな子どもたちのメンバーを数人連れて行くことを考えている
とのこと。

(写真:この広大な土地の種まきです)


PCO内はスンタンさんの妹さん夫婦のみになるので、こちらも心配しつつ
皆にしっかりと話をしていました。

出発した後の子どもたちは、誰もいなくなった入り口の部屋のハンモック
で休んだり、勉強するには中途半端な時間なので、皆で折り紙と絵を描い
てお昼まで過ごしました。
一人はとても折り紙が上手で、あっという間に折り紙が入っていた裏の紙
に書いてあった、犬を折っていました。
出来上がった絵や折り紙を壁に貼って、少しづつ壁がにぎやかになっています。

昼食後も金曜なのに、学校に行く準備をする様子がありません。学校へ行く
前には、水を浴び女の子は特にきれいに髪を整えて出て行くのですが・・・。

どうやら今日はお祭りで学校が休みだったらしいのです。

子供達はお昼ごはんが済んですぐ、「はたらく」と言って、畑に水をやろう
とはりきっていました。
暑いときの水遣りは野菜によくないので、4時まで待つよう声かけうけ納得。
ホースで水を遣ろうと思っていたようですが、水がなく結局皆で水を運んで
まきました。

実は多くの子どもたちは、月曜から3日間試験です!
日中は遊んでおりましたが、夜になると慌てて勉強する姿が!

田んぼの種まきも試験も無事終わりますように。。。

片山(くま)

2010年6月18日金曜日

6月17日(木) 水を得て生き返る! <片山>

ここ数日雨が降らないことはお伝えしておりますが、そろそろ
田んぼの種まきの時期のようで、水が降らなければ種まきが
出来ないと、口にしておりました。数日をかけて種まきは
実施するようです。

そして、ここの畑も日差しの強さに"水を!"と叫んでおります。
人間も水浴びをするように、畑にもたっぷり水を遣ります。

(以前、皆で畑まで引いたポンプです)

今日は堆肥場に牛糞をいれ、発酵促進剤をまきました。
こちらの発酵促進剤は何かと思えば、かめの中に水とパパイヤ・
バナナ・かぼちゃを入れて15日寝かせたものです。かぐわしい
香りがしますが、まだ果物の原型は残った黄色い液です。
これは作物が大きくなる栄養もあると力説。加えて、
EMと書いた液を入れていました。堆肥の切り返しも行って、
なかなかいい具合です。

大豆をまく場所を耕しているのですが、5回耕してもまだまだ
かたい! いったいどのくらい腐葉土を入れると、
日本のような土になるのかと日本の野菜の本を見ながら、
皆つぶやいておりました。

先日の土壌診断の結果が、堆肥をたくさん入れたものも
入れないものも、大きく変わらなかったので、よけいに
そう思ったのかもしれません・・・。

昨日から「野菜の家」と言っていた竹の組支柱が完成しました!
下はなすが植わっており、その周囲に苦瓜を這わせていきます。
買ってきた種をしゃかしゃかと振りながら、畑を眺める
メンバーたち。畑には所狭しといろいろな野菜が育っております。

皆で働き、畑の水遣りの後は作業後の水浴びです!
明日は実習ファームに行く予定です。皆楽しそうで、明日に
備えて早く寝ています。

片山(くま)

2010年6月17日木曜日

6月16日(水) 小さな果実を探し求めて <片山>

ここ数日、夕方に強い風が吹き、雨が降るかな?と思ったら、
降らずに終わるという天気が続いております。

午後の学校から5時前後に戻ってきた子どもたちは、、まずは外で
遊びます。日本のようにおやつがいつでもあるわけではない状況で、
最近は木になっている小さな実を採っては食べています。


日本のゆすら(5ミリくらい)より小さなかたい実で、さほど甘く
なくどちらかと言えばすっぱい実です。このすっぱさが
おいしさかと思って、種も全部食べていたら種は出すのだそうです。
しかし、種を出していたら本当に食べるところがない!

今日は隣の畑の横にある木の実を採りにいった子ども達が、すぐ
帰ってきたものの、小さな子どもが残っていたため再度迎えに
いきました。すると、少し離れた奥にもその実を発見!!
まぁ、あちこちに分散してなかなか帰ってきません。呼ばれると
慌てて走って戻ってきましたが、そのときには木の実を手に持ち、
とても満足げでした。

今日の夕食は、一人ひとつご飯に良く焼いた目玉焼きが付いた
ものです。机の端付近で目にした光景です。小学生の子の隣に
座った小さな子どもがおかずを欲しがると、少々お皿を机の下に
かくしてみたりしていましたが、結局なけなしのおかずを
半分分けてあげていました。

まだ小学生の食べ盛り、喧嘩もしますが、小さな子の面倒は
皆でみています。ものが豊富にない状況でも工夫して、
それでもみんな助け合って生活しています。

片山(くま)

2010年6月16日水曜日

6月15日(火) 絵本の読み聞かせ <片山>

先日のダイレクトアクション時のメンバーで、クメール語で絵本の
読み聞かせ実施しました!

孤児院の3人のメンバーに加え、紙芝居をめくるのは初めての私で
す。めくるタイミングがわからなかったので、日中一度練習の声か
けをしたのですが、「大丈夫です」と自信たっぷりの返事。
ゆえにぶっつけ本番です。

皆が集まる20時、英語の授業の時間をいただいて実施しました。
本日夕食時に絵本の読み聞かせを伝えると、始まる前に大事にして
いる絵本を持ってくる子もいました。
始まる前からとても楽しみにしている様子。しっかりと場所や立ち
位置もメンバーたちが設定。

今日は満天の星空の下、屋根がある涼しい場所にゴザを敷いて、
はじまりはじまり。

PCOのほかの建物の中にはだれもおらず、電気も消して紙芝居の
場所だけが、ほんわりとあたたかな空間です。
最初とばしすぎて早口になり気味でしたが、途中自分たちで修正。
紙芝居をめくるタイミングは、隣で絵本を見ながらPCOのスタッフ
が教えてくれました。

途中、笑いもあり。皆真剣な目で聞き入っていました。

そして、終了後別の場所で歯ブラシを渡したおり、更に皆大喜びで
歯ブラシの先の大きさを見せ合っていました。
さながら、昔の日本の紙芝居を想像させるやさしい時間でした。

終わってからは外で横になったり、部屋で早めに休んだり、
大事に持っている絵本を読んだり、静かに夜は更けていきました。


※昨日、デジカメが壊れてしまいました!!
なので、文章とは関係ない写真が載ることや拙い文章のみのお伝え
になるかと思いますが、お許しくださいませ。

今日の写真は、紙芝居を行った場所で
日中すやすやと眠る最年少メンバーです。


片山(くま)

2010年6月15日火曜日

6月14日(月) お手伝い <片山>

夕食前の薄暗い台所で、子ども達2人が台の上に座って、下ごしらえを
しています(台の上に座っているのは問題ですが)。

庭の木の枝の茎に小さな棘があるため、葉と新芽を丁寧に取っていく
細かな作業です。とりわけ、台所作業が楽しいようで、
小さなナイフを使って更に細かく新芽を切っていきます。

小さな虫がいるのも見逃さず、入れ物を移し変えたり大忙しです。
途中、台所仕事の大人が来て素早く新芽を取り分けても、その場を
譲らず。最後まで作業を続けていました。この場面が昨日のこと。

今日の夕方は井戸の近くで葱の根っこを取ってそろえていました。
子どもたちは遊びが大好きで、お手伝いをしないと怒られておりますが、
がんばっている場面もたくさん見られ、微笑ましくなります。

さて、本日で鉄条網張り終了予定だとの話を聞いたのですが、
使用予定の鉄条網を開けてみると形状が違います・・・。
もう一度包みなおして、まだ作業は続きます。PCO建築の塀補強も
反対側に移りました!

片山(くま)

2010年6月14日月曜日

6月13日(日) PCOの姫たち <片山>

今日は日曜日。といっても授業がないこと以外、朝の自習も起きる時間も
変わりません。いつも以上に働いているのでは、と感じる一日でした。

いつも孤児院内で行っている授業時間には、連日続いている鉄条網張り
作業に加えて、その鉄条網の土台になっているレンガ塀の補強作業です。

横の畑の土を運んで、雨が降ったときに倒れないようにするのです。
さすがカンボジア建築&PCO建築様式です。そして、隣の耕した畑から
土を運んでも何の問題がないのも、ここだからかもしれません。
日本だと大変なことになりそうですから。。。

2009年3月15日建立と塀には記されており、去年は雨のとき、塀が
倒れそうになったため、今年はその対策として土で下を補強しておく
とのこと。ううむ、この作業どこかで見た覚えが・・・。

そうです。まさに実習ファームでの穴掘り風景ではありませんか。
みんな手馴れたものです。暑い中、小さい子は水を運んだり、
休み休み動いています。

PCOの姫たちも、素敵な帽子をかぶって登場!


といっても服を頭に巻きつけているメンバーがほとんどです。
写真では隠れていますが、バンダナ柄はあまりにきれいに巻いていて、
作業用バンダナキャップ?と思ったくらいです。
今日一日で片方の塀5/4終了です。

また、鉄条網を張っている年長者は音楽を聴きながら作業を黙々と
進めております。音楽好きは日本と変わりませんね。

普段以上に働いてる休日の子ども達でした。

片山(くま)

2010年6月13日日曜日

6月12日(土) ○ をどう書く?

ここには時計がないため、「今、何時ですか?」と聞かれることが
多いです。そして、今日の日本語授業は時計の読み方です。

テキストにある時計をノートに書いて、読み方を書き込むのですが。。。
なぜか立ってどこかに行くメンバーがいるではありませんか。
帰ってくるときには、葉っぱを持っていったり、かたい紙やストローを
持っていたり様々です。これを何にに使うかと思えば、ノートに
きれいな○が完成していきます。


とりわけ、葉っぱは皆の中で好評で、皆の間を回っていました。
何でも利用する。まさに工夫ですね。

2グループ目の時間には、体の名前の復習を絵を描いてノートに
写してもらったのですが。あまりにひどい絵が、更に皆のノートに
変化を遂げていきます。絵を描くたびに皆で大笑いする日々です。

今日も暑い中、子どもは元気に走り回っています。
夕食の魚のあんかけに大喜びでした。

片山(くま)

2010年6月12日土曜日

6月11日(金) 鉄条網張り <片山>

本日は一日雨も降らず、久しぶりに夜も暑いと皆で口にております。

ここ数日お伝えしている鉄条網張りですが、本日も炎天下のなか作業は
続いています。今まで付いていた鉄条網の間に、更に間隔を短くして
張り巡らしていくのですが、一本一本の支柱に針金で固定していくため、
それはそれは地道な作業なのです。


あっという間に針金もなくなってしまうため、本日買い足しに行きました。
針金を買いながら「高い・・・」とつぶやいていましたが、安全には
かえられないものなので、早く完成したいとの思いが強いようです。

入り口の門も壊れているとあちこち修理計画を進めているようです。
そんな中、皆さんの警備のお陰で、のびのびしている子どもたち。
鶏を捕まえては「目、目」というから何かと思えば、どうやら目が
見えない鶏だったようで、手で少しづつ餌を口に運んでいる姿を発見!

喧嘩をしたり、本当にこどもたちはいろいろな面を持っていると感じる
毎日です。本日、スンタンさん宅に荷物をとりに行った際、小さめの
りんごを2個いただきました。夜、栄養ミルクとともに、皆で分けて
食べました。

2個を20等分ですから、小さくなるのですが、ご飯とクウシンサイ主流の
食事には大変珍しいもので、皆大喜びでした。早く庭のバナナがなると
いいなぁ。。。。

2010年6月11日金曜日

6月10日(木) 土運び作業 <片山>

ここ数日、夕方から夜に雨が降ることが多く、あまり星は
見えなかったのですが、今日は満点の星が見えて、皆と
星を見上げたのもつかの間、気がつくと雨が降ってきました。
夜の雨で、明け方は涼しいカンボジアです。

先日のポンプ埋め込み作業と雨のため建物から井戸への足場が悪く、
ぐちょぐちょ状態から乾いてでこぼこに。夕方みなで土を入れて
ならし作業をしました。


多くの土が必要なため、皆で何往復も!列になって土を運び、
1時間ほどかけて作業終了です。また、大量の雨が降ると
この作業が必要かもしれませんが。。。

ダイレクトアクション時張り始めた鉄条網は、少しづつ進んで
います。ただ、危険を伴う作業のため、細心の注意をしていても
怪我をするようで、手を切ることが多いです。

外で警備を兼ねて寝るメンバーも居れば、教室の入り口で寝る
メンバーは木刀を持って泥棒がくるとやっつけると、いって
おります。安全な生活、皆が望んでやまないことです。

片山(くま)

2010年6月10日木曜日

6月9日(水) ニームの種を圧搾しました! <片山>

今日は朝からくもり。10時過ぎ、実習ファームに持っていっていた
ニームの葉の抽出液を、孤児院の畑全体にまきました。
畑のなすびの葉が虫に食われているので、そこはちょっと念入りに。

そして、午後はダイレクトアクション時に皆で殻をむいた
ニームの種の圧搾です。外の机がちょうどいい大きさだったので、
下を補強して、組み立て準備開始。

こちらでオイルランプ用の油を買っていただいたのですが、
なぜかすぐ消えてしまうため、ろうそくを切って使用しました。
ただ、ろうそくは、だんだん短くなるため手で固定したり、
はさみではさんで持ったりと、取っ手を回す作業とともに、
大変な作業でした。


少し温まってくると、無事ニームオイルとニームケーキが
出てきて、みなで日本から持ってきたのとにおいが同じだと
確認し合いました。今回のニームケーキは芽が出る可能性のある、
中が緑のものが多かったようで、茶色に緑が混じっていました。
今回の種は、今日圧搾終了です。

今日の夜は、部屋の明かりめがけて、大量の虫が入ってきて、
そこに噛む蟻がいて、さされた人続出。シダレパ軟膏を皆で
塗りましたが、かなり痛いようです。

片山(くま)

2010年6月9日水曜日

6月8日(火) 水が出た!! <片山>

昨日のポンプ作業を朝から開始。畑までのポンプの植え込みが
午後の早い時間に終了。

トイレの水の試運転の際は、皆で固唾を呑んで見守り、
水が出たときには大喜びです。


これで、井戸水を汲みに行くことがなくなりました。
また、畑にもホースを使ってたっぷり水遣り。

夕方、雨が降りそうだったが、雨が降らず。安心したのも束の間、
スコールに見舞われ、部屋の窓を閉めるのが一歩遅く、
部屋に雨が吹き込みました。。。

このスコールにも全く動じず。外の屋根がある場所で、
黙々と勉強しているメンバーがいるではありませんか。
1時間ほどで落ち着き、すぐ部屋も乾きました。

さて、今日は午後からぼちぼちと熱が出たり、頭の痛みを訴える
メンバーが4人ほど。薬を飲んで寝ましたが、
明日には治っていますように。。。

片山(くま)

2010年6月8日火曜日

6月7日(月) タンク設置作業 <片山>

タンクが壊れていたため、今回のダイレクトアクション時、
タンクをいただきました。

4本の重いコンクリートの支柱動かしから始まり、作業を始めたのが
11時頃。机を組んで固定、タンクが無事乗ったのが16時頃。(写真)


その後も、穴を掘ってポンプをつなげていく作業が続く。
日が暮れてからも、まだ終わらず。結局、本日の作業終了19時頃。
途中とても強い風が吹いたり、暑い一日でしたが、水を浴びて
皆ほっとした笑顔。明日は使えるようになるでしょうか。。。

皆の日課の水浴びですが、服を着たまま浴びたり、まぁなんと
気持ちよさそうなこと。水を浴びると生き返りますね。

さて、今日の夕食はタンク設置時、邪魔になるから切った木の新芽と
クウシンサイを軽くゆでたもの。かたい木の枝も入っており、
ガシガシ食べていたら、皆が食べ方を伝授してくれました。
茎は食べずに葉のみこそげて食べるそうです。すべてのものを
大切にいただくこと、食事の材料にも学んでいます。

片山(くま)
 

2010年6月7日月曜日

6月6日(日) 堤防会議 <片山>

今日から、ブログも片山にバトンタッチ。早速、報告が届いています!

**********

朝、ダイレクトアクションメンバーを見送り、
今日は1時間半かけて、20haの田んぼへ。
とにかく、スケールが違う!!見渡す限りの焼き野原。


歩いているとサンダルに残った株が突き刺さる。どこがその土地か
見分けはもちろんつかない。今回は、耕す土地の計測と
雨季に雨をためる堤防作りの作業に。

長さを計った後は、トラクターの活躍のみ。今年田んぼが
うまくいけば、来年は友人が作っている20haを更に増やそうと
考えているとのこと。20haのトラクター400ドルだそうで。

水の量を毎日気にしている日本との違いを実感。そうこうして
いるうちにスコールが!!ひろーい田んぼの土地から出るのに一苦労。
近くの土地から若返りの木の枝をとってきました。
髪が黒くなるそうな。。。(木の株が黄色いのです)。

本日の夕方から孤児院入り。明日から日本語授業開始です。
夕方入りしてからは、外掃除実施。夕食後の自習の時間に
スンタンさんがいらっしゃって一言が。授業はなかなか厳しいです。
その話をうかがって、更に身の引き締まった時間でした。

片山(くま)

2010年6月6日日曜日

6月5日(土) 実習ファームでの一日 <大山>

今日は朝から気合十分。準備万端、昨日のおこわ作りを踏まえ、
実習ファームでの穴堀りとレモングラス収穫、カレー作りです。

ファームでの移動時、先頭の車がぬかるみにはまって動けない
場面あり。その際、孤児院の仲間たちは誰よりも早く状況を察知し、
車から降りて走る走る。すぐ車は動いたのですが、
この機敏な行動にただただ感動です。

到着後はカレー作りと穴堀作業にわかれ、皆で協働。

2メートルほどの穴の底には雨水もたまっており、嬉しいぬかるみ
作業でした。昼食のカレーもおいしく出来上がり!
ぬぐう汗が気持ちよい一日でした。

ファームも植物や草で青々してきており、ますます今後が楽しみです。
「継続は力なり」を実感です。明日の朝ダイレクトアクション
メンバーは移動します。

今日の夜、ばたばたと次の滞在ボランティア片山にバトンタッチ
しました。さてさて。。。報告楽しみにしていてくださいね。

>片山:「よろしくお願いします。まるさん お疲れ様でした!」

大山(まる)

2010年6月5日土曜日

6月4日(金) PCO孤児院で協働! <大山>

本日はPCO孤児院に早朝から訪れ、いろんなことをしました。
まずは日本食を食べてもらおうと、日本から持って来た心米しわもちで
おこわとスープ。前日からの仕込みや炎天下での火の番のおかげで、
最高に美味しい日本食が出来、みんなで味わいました(写真)。


もち米はカンボジアではとても高いもので、お祭りやお祝いごとの
とき以外に口にすることはないそうです。スンタン先生にNPOの活動で
石川県の田んぼでみんなで作ったお米であることを、子ども達や
スタッフに説明してもらいました。

子ども達とは、スダウ(ニーム)の実から種を取り出す作業をしました。
それから土地周りの有刺鉄線張りと、新しく設置する水タンクのための
コンクリート作業。これは危ない作業なので、大人の男の人たちに
ゆだねられました。一日で一番暑いのにもかかわらず、一生懸命働く
日本人を見て何かを感じたでしょうか。。。

大山(まる)
 

2010年6月4日金曜日

6月3日(木) 絵本の読み聞かせ <大山>

DAツアー、今日は朝からシェムリアップ近くの孤児院に行きました。
全部で22人くらいの子供たちが歌の歓迎をしてくれました。
支援物資を渡した後は、絵本の読み聞かせの時間。
PCO孤児院の子ども達による初めての試み。


最初は恥ずかしそうだったのが、そこの子ども達が一生懸命聞き、
反応が良かったせいか、やってる彼らもどんどん活き活き!

大山(まる)
 

2010年6月3日木曜日

6月2日(水) ニームまたもや発芽!&DA隊合流! <大山>

昨日は珍しくスコールがない一日でしたが、今日はすごいスコールに
見舞われました。ここシェムリアップの気候は毎日、雷が鳴り響いて
います。

さて、ここのところまた、子ども達の早朝自習が復活して、
4時すぎ起床の孤児院生活です。朝はとても過ごしやすいので、
仕事や勉強がはかどります。

今朝ニームを見に行くと、なんとほかに5つも発芽していました!

だめもとでやったのに、嬉しい結果です。スタッフの方が
日よけをしていてくれてたり、気をつけてくれてるのもあると
思います。

さて、昼過ぎに嵐のようなスコールの中、スンタン先生と
高校生の男の子たち2人でシェムリアップの街へと急ぎました。
セアロと亜弥迦さん、ダイレクトアクションツアーのご一行が到着し、
いよいよ合流です。いつものマーケットに買い物に行くと
大量の雨のせいで膝上までの水溜りができて、正面からは入れない
状態でした。

スンタン先生に、孤児院に必要なものをセアロが聞き出して
次々と購入していきました。明日はほかの孤児院に行き、
子ども達に物資を届けるため、今日の晩からPCOからも
スタッフ1名と高校生2人がDAに参加しています。

スンタン先生も子どもにこの体験をさせてあげられることを
大変喜んでいます。スンタン先生の子たちはみんなシャイなので、
ちょっと緊張気味ですが、「とてもやりたいことです!」と
張り切っていますので、私も彼らの体験がとても楽しみです。

今の時間は、明日の孤児院での「絵本の読み聞かせ」の練習を
しています。

大山(まる)
 

2010年6月2日水曜日

6月1日(火) レモングラス <大山>

孤児院の畑をぐるっと囲むように、レモングラスが植えられています。
クメール語で「スレッカライ」は毎日料理に登場しています。
スープや炒め物、発酵食品の中にも。カンボジア料理には欠かせない、
といったところです。買うと以外と高いそうです。

スンタン先生は近所の人や通りかかった人が「たくさんあるので
分けてください、と言ってきてもあげないです」とのこと。
土地さえあれば簡単にできるのに、作る努力しない人には
あげたくないのです。孤児院のためのレモングラス。
そこだけはしっかりと線を引きたいとのことです。


写真は私が帰国する時に持って帰る分を子ども達とカットしてる
ところです。

大山(まる)
 

2010年6月1日火曜日

5月31日(月) スタッフ <大山>

現在、スンタンさんが雇っているスタッフはいません。
以前は8人くらい雇ったこともあったそうです。しかし、どの人も
事務室に座っているだけで、肝心の子どもたちの世話をしないで、
寄付金が入ったとみると、給料をたくさん要求してきたそうです。

今の村に引っ越してきてからも、スタッフのことでは頭を悩まされた
ようです。料理係で雇った女性が食材費をネコババしていて、
スンタンさんのいないところでは子どもたちに、ご飯と塩、または
醤油しか与えなかったそうです。


もう一人いたスタッフも、勝手に鶏を絞めて料理してビールを
飲んでは夜中に大きな声で騒ぐような人間で、二人とも子どもたちに、
「スンタンさんに言ったら、殺す」と言ってたそうです。それで、
スンタンさんの耳に入るのが遅れたそうですが、ある日こっそり
夜中に偵察に行き現場を押さえて、辞めさせるに至ったということ
ですが、ナイフで切りかかってきて警察沙汰になったとか。

カンボジアでは孤児院をしている人間はお金持ちだと
みんな思っていて、なんとかそこから、搾取しようと狙う人間が
多いようです。孤児院からも取ろうとする。。。
ちょっと考えられません。。。

大山(まる)