現在PCO孤児院に住んでいる子どもは総勢29名。午前中は、20名の子どもたちが学校に登校していきます。9名の子ども達と一緒に挨拶と自己紹介の練習を行いました。
初めて日本語を学習する子たちも、日本語を教えてもらっていたようです。想像していた以上に上手に挨拶をし、ひらがなをノートに書いていたので驚きました。日本人がいない間も、年長の子たちが勉強を教えていることがわかり、うれしく思いました。
それから、午後の授業を終え、宿舎に戻ると孤児院を運営されているスンタンさんから、孤児院のスタッフの方2名と日本人ボランティア3名でミーティングを行いたいとのお申し出がありました。
数日前にセアロ、亜弥迦さまとPCOのスタッフの方、日本人ボランティアでミーティングを行い、今後の孤児院の運営サポートの仕方について、お互いに意思確認をした矢先のことですが、
NPOCEALOグローバル・ハーモニー・ジャパンが行う支援とPCO孤児院が求めるものが一致せず、支援は打ち切られることになりました。
セアロが行っておられるのは、
「支援をするための支援ではなく、自立をするための支援」
自分たちの力で歩むと決められたスンタンさんと孤児院のスタッフのみなさん。心の奥で、子どもたちを応援したいと思います。「近くでその子が幸せになっている姿を見れなくても、どこかで幸せになっていてくれたら」と願います。
支援をする側、される側はなく、すべてが平等であること、また支援というものの難しさを体験させて頂きました。
私たちにもっと出来ることはなかったのか?反省点として、事前の準備不足、言葉の壁によるスタッフの方とのコミュニケーション不足がありました。滞在スタッフの中でクメール語が分かるものがいなかったことは今後の課題です。
PCO孤児院での滞在支援は終了となりましたが、セアロが行う支援活動は歩みが続いています。一緒にカンボジア入りしているミャンマー縫製チームのメンバーとの協働や実習ファームでの農業実験など、カンボジア滞在メンバーまたこれから現地入りするメンバーと引き続き行なっていきます。
ここカンボジアに来て、色々と支援の形が新しく変化・進化しています。私も歩みを止めず、自分が正しいと信じる道を前を向いて歩んでいきたいと思います。
日本からの応援ご協力ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
(reported by KABAKO)