Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2011年2月16日水曜日

2月15日(火) お手伝い優等生へのプレゼント <大久保>

PCOの子ども達は、これまでもお伝えしているかもしれませんが、
2部制で学校に通っています。

午前の部は孤児院を7時には出発し、昼ごはん時に帰ってきます。
午後の部は12時ごろに出発して、最近は18時ごろに帰ってきます。
今朝からは通常通りの日。 朝の部に学校に行く子ども達は7時にひとり、
ふたりとばらばらに出発します。

おおよそ徒歩1時間の距離だそうで、以前にセアロから自転車が
贈られましたが、大事に使わないため、今はスンタン先生はできるだけ
子どもが歩くように指導しているとおっしゃっていました。

外見が、通常の年齢の半分くらいにしか見えないので、幼稚園ぐらいにしか
見えない子どもも制服を着て、 元気に「行ってきま~す」と出かけます。

今日はセアロから整理整頓を上手にできるようにと1人1個バスケットが
贈られました。大きさは約38cmx30cmです。 この中に衣服とかばんを
収納します。 16歳以上になると持参物も多くなるため、一回り大きい
バスケットを渡しました。

まずは、今までの洋服のチェックからです。
使い古したもの、洗っても汚れがとれないものを撤収しました。
洋服や持ち物の数は子どもたちによって様々です。 同じ基準で選択していくと、
もともと2,3枚しか衣類のない子どもはゼロになってしまう・・・。
スンタン先生に相談が必要な場面になりました。

バスケットは使用する前に一度、全部洗って、名前を書いて渡すことにしました。
ですが、マジックを出せば、かたっぱしから自分で美しくなく?!書いていくし、
持って遊びまわるし、 私は声が出なくなってしまったため、もう全然統制を
とることができませんでした。

せっかくのセアロからの、みなさんの心のこもったプレゼントをこんな形で渡して
しまってよいのかと反省しました。 そして、夜にセアロの写真の前でバスケットに
個人の荷物をすべて入れた状態でご挨拶して手渡しました。


子ども達は「とても嬉しいです。セアロ、亜弥迦さん、日本人がみんな元気で
ありますように」 と話す子どもが多かったです。

今日は大失敗の日と思いました。お渡しした後に自分を省みる時間をとりました。

手渡すという役目をいただいたのに、できませんでした。 ドネーションという
気持ちがあるために必要以上に熱くなっている自分を感じました。
今の私の気持ちは押し付けの行動かもしれないと思いました。

私は何のためにここにいるのか。ジャッジしていないか。正しいことは何か。
明日は新しい気持ちで始めたいと思います。

(reported by TOMIKO)