Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2011年2月18日金曜日

2月17日(木) 正しい手洗いと歯の磨き方 <大久保>

 今日の授業。
今日の授業は正しい手洗いと歯の磨き方を勉強しました。

あらかじめ、日本で準備した絵つきのプリントを使用しましたが、高学年の子どもにも難しい言葉だったんだなと痛感。
日本でも使えるものをと思って、作ったものでしたが、実地でやらないとわからないものですね。低学年の子どもには絵だけで教えました。

説明するときに、「つめ」「てのひら」、「おやゆび」、「てくび」などと、どんどん新らしい言葉がでてきます。
そのつど、子ども達は ノートに書きうつします。

手を洗うとき、子ども達には理想は1分間、歯は3分間はしてほしいです。けれども、いつもは水で流すだけの子ども達。
手は30秒間。歯は1分間を目指します。
時間の説明はとても難しく、体感してもらおうと、ストップウォッチ片手に鐘を鳴らしながら、

教室のその場で洗う練習を何回もしてもらいました。

「は~い まだよ~ まだ20秒しか洗っていないよ~。もっともっと洗って~」と声をかけながら、数回練習しました。

そして、本番は
グループに分かれて競争です。
手は30秒間、歯は1分間洗うこととし、その時間通りに終了した人が勝利というルールにして、時間を計りました。

それが、子ども達は全然ルールがわかっていなかったようで、
(こちらとしては、さっき 何回も鐘を鳴らしながら練習をしただろう と思いながらも)
やけに、みんな念入りに洗っています。
そんな光景今まで見たことがないように、石鹸を泡立てて、泡が指からこぼれて、真っ黒く焼けた手に白い泡がまぶしいぐらいです。

もうひとつの歯磨きに関しても、歯磨き粉を「それ つけすぎ!!」と突っ込みながらも
何回も口にたまった歯磨き粉を捨てながら、がんばっていました。
きっと、洗っている時間が長い子どもが一番よいというルールだと思っているんでしょうね~。

見ているこちらが笑ってしまいました。
そうしたら、みんなも笑って、大笑いです。

さぁ、これからは「せっけん」「歯ブラシ」という言葉もわかったでしょう。
朝起きたとき、食事の前はしっかりと洗ってね。


(reported by TOMIKO)