P.C.O孤児院に夕方到着。
スンタン先生から話はない。
片山さんは勝手がわかるようで、子供たちと一緒に話したり、
働いているように見える。
私はどうしてよいかわからず、孤児院内のレモングラスの水遣りを
一人の男の子のやることをまねて行った。
後をついて行ったと言ったほうが正しいかもしれない。
言葉はない。
そうして、孤児院内の端のレモングラスにバケツで何度も行き交い
水遣りをしていると、涙が出てきた。
さっきまで、一緒にいたセアロとアミカさんの優しい笑顔が思い出された。
日本でやさしくしてくれていた人たちのことを思い出した。
子供たちの洋服は汚い。
でも、汚いとは思わない。
抱きしめるほどに仲良くしたい。だけど、仲良くしたくない自分もいる。
私だけ違う世界からやってきたようである。
一人。
私は志願してここに来た。
けれど・・・。
とても心細くなった。
元気を出そうと思えば、強いればできそう。
でも、そんなことをしたくない自分がいる。
これまでのような私では仲良くなれないような気がして・・・
夜には蚊帳の張る時間が遅く、虫の大群が私の蚊帳にくっつく。
怖い。
いきなりホームシック?!
(Reported by TOMIKO)