Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2010年6月17日木曜日

6月16日(水) 小さな果実を探し求めて <片山>

ここ数日、夕方に強い風が吹き、雨が降るかな?と思ったら、
降らずに終わるという天気が続いております。

午後の学校から5時前後に戻ってきた子どもたちは、、まずは外で
遊びます。日本のようにおやつがいつでもあるわけではない状況で、
最近は木になっている小さな実を採っては食べています。


日本のゆすら(5ミリくらい)より小さなかたい実で、さほど甘く
なくどちらかと言えばすっぱい実です。このすっぱさが
おいしさかと思って、種も全部食べていたら種は出すのだそうです。
しかし、種を出していたら本当に食べるところがない!

今日は隣の畑の横にある木の実を採りにいった子ども達が、すぐ
帰ってきたものの、小さな子どもが残っていたため再度迎えに
いきました。すると、少し離れた奥にもその実を発見!!
まぁ、あちこちに分散してなかなか帰ってきません。呼ばれると
慌てて走って戻ってきましたが、そのときには木の実を手に持ち、
とても満足げでした。

今日の夕食は、一人ひとつご飯に良く焼いた目玉焼きが付いた
ものです。机の端付近で目にした光景です。小学生の子の隣に
座った小さな子どもがおかずを欲しがると、少々お皿を机の下に
かくしてみたりしていましたが、結局なけなしのおかずを
半分分けてあげていました。

まだ小学生の食べ盛り、喧嘩もしますが、小さな子の面倒は
皆でみています。ものが豊富にない状況でも工夫して、
それでもみんな助け合って生活しています。

片山(くま)