Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2011年7月13日水曜日

7月12日(火)子ども達の積極性 <船津>

日毎に子ども達の日本語授業に対する積極性が増していて、授業開始前には「チョーリェン ジャポン」「チョーレン ジャポン」と大きな声が教室から、まだ教室に来ていない子ども達の部屋へ大きな声で呼んでくれます。
初めは、おとなしい?子ども達という印象があったのですが、今では元気炸裂で、圧倒されるくらいです。うれしい悲鳴です!

出席の返事の声も、授業開始の号令の挨拶も、離れている隣の家に聞えるのではないかというくらい大きな声で挨拶します。
授業開始と終了の挨拶で「起立」「着席」を全員でそろえる練習を行いました。初めはバラバラでしたが、小さい子どもも上手にそろって言えるようになりました。初めの頃はそろわないときは「やり直し」と言っていました。今ではそろってないことは、小さい子どもも分かるようになり、自分達でやり直しの判断がつく様になりました。

思い出すと小学校の頃、授業開始の号令や体育の授業などでクラスの全員で揃えるという練習をよくさせられていましたが、なんでそんなことしないといけないのだろう??と幼いながらにも生意気に思っていました。
でも、ここの子ども達(高校生も含めて)は、とっても素直です!!そんなことは微塵も感じさせないくらい、みんなで揃えようと真剣です。1回でピシッと決まるときは、さずが大きな家族だなっと感心させられました。

日本語の授業では、できるだけ子ども達に発表をしてもらう機会を作って授業をさせていただいています。「わかる人?」と尋ねると、身を乗り出して「私」「私」(私を当ててください)と言って手をあげます。


私は、今回が初めての滞在なので、前回との比較が出来ませんが、本当に積極的に参加してくれるので、とっても授業がやりやすいです。
宿題もほとんどの子どもが毎日提出しにやってきます。提出のタイミングが重なると、これまた「私」「私」とノートを重ねて順番を競い合います。「はい。一列にならんで!!」とこちらも声を張り上げます。よく遊び、よく食べよく笑い、本当に子どもたちは元気です。

いろんな境遇を乗り越えて、この孤児院で共に暮らしている子ども達。毎日勇気と元気をたくさん頂いています。
となりですやすや寝息を立てています。どんな夢をみているのでしょうか。。

(reported by KABAKO)