Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2011年7月18日月曜日

7月17日(日)新しいタオル <船津>

今日は、先週の日曜日から始めた2回目の大掃除を行いました。朝から、晴天にも恵まれ絶好の洗濯日より。まずは、洋服、寝具、蚊帳の洗濯をしました。










子どもたちの寝具は、人によってまちまちですが、ベッドにゴザを敷いて、綿毛布のようなものをきて蚊帳に入って寝ています。枕を使っている子、寝袋を引いて寝ている子どももいます。

最近は、洋服の洗濯は毎日するようになってきましたが、「毛布もシーツも洗います」というと、子ども達は‘きょとん’とした顔をしています。いったい、いつぶりに寝具を洗うだろう?という思いつつ。。
「これも洗うのか?」と不思議そうな子どもに「全部洗います」と洗濯を促して。。

日本と違い全部手洗いでの洗濯、しかも水道はなく井戸なので、小さい子ども達にとっては洗濯も大変な仕事です。水浴びと洗濯は、できればやりたくない子もいます。ほっとくと一週間もしないということもあったとかなかったとか。。
でも、大人がちゃんと見ていれば、毎日洗濯も掃除もできます。滞在が始まった当初は、洗濯もの干しががら~んとしていて、「こんなに子どもがいるのに、洗濯物が少ないな」と思っていました。
最近では、干すところが足りないくらいで、洗濯物干しが2本、洗濯ロープを1本追加しました。

自分達の部屋も整理整頓し、教室、台所、トイレ、井戸、建物の周辺の掃除を行いました。リーダーを決めて、グループ分けをして掃除をするも、そこは遊びたいさかりの子ども達。掃除用具もそのままに気付けばいなくなってしまいます。
「ソムナーン!!」「スレイレーン!!」子ども達を呼ぶ自分の声が、日毎に大きくなっている気がします。

でも、小さい子ども私が1人で掃除をしていると手伝いにきたり、一緒に教えながらやってみせると本当に楽しそうに掃除をします。「見て見て~」と言わんばかりの笑顔で。。時間はかかりますが、本当に一歩ずつ。
きっと普通ならまだ甘えたいさかりの子どもの年齢です。それでも、自分のことは自分でやって生きていかなければいけません。私に伝えられることは何か、同情ではなく、本当にこの子達に強く生きて、幸せになってもらいたい。。その想いが日毎に強くなってきています。

掃除の後は、日本から持参させて頂いた新しいTシャツとタオルを1人ずつに配らせていただきました。タオルは、持っていない子どももいたので、本当はすぐにでも渡したかったのですが、洗濯がきちんとできるようになってからと。。

しっかり働いたあとの水浴び、子どもたちは新しいタオルが本当にうれしそうでした!!

(reported by KABAKO)