Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2011年7月9日土曜日

7月8日(金)感謝の心 <大山>

今日の午前中の1時間目の授業は合同で始め、クラス分けの為、形容詞をどこまで理解しているかをチェックしました。

今回初めて日本語の授業を受ける子が2人いますが、一人はわからないながらも必死でノートを取り、発音も聞き取ろうとし、大きな声を出しています。









左、右、上、下もほぼマスターしました!


本当にやりたいことは「出来ない」ではなくとりあえずやってみるし、意欲にあふれ楽しそうに、
食いついてくるものだなぁ、と子どもがそれを見せてくれました。


今日はよく晴れて1日暑かったです。6~13歳のグループは夕方になってレモングラスチームと
敷地内のゴミ拾いチームに分かれて、作業。

よく汗をかき、よく汚れましたので、そのままシャンプーと水浴びへ。









シラミがいっぱいの頭を洗っています


着替えをあまり持っていないのを見て、今回持ってきたTシャツを早く配ってあげたいね、と船津さんと話しました。

着替えを入れてるかごは前任の方の時に配布されたもので、まだ真新しいかんじでした。
見せてもらうと、洗濯も十分でなく服をきれいに畳まないで、ぐちゃぐちゃになってる子やら、丁寧に洗濯され、きれいに畳んでいれてる子やら様々。

ちゃんと自分の服の管理ができている子どもにはタオルに名前を書いて洗い替えと2枚、渡しました。

いつも何に対しても丁寧にお礼が出来る子ですが、このときも深々と頭を下げお礼をしたので、
「セアロからなので、セアロにお礼をしてください」と告げたら仏様の前にタオルを持っていき
捧げて三礼していたと船津さんから聞き、感謝の心をちゃんと知っていてすべての行動に
表れています。
感謝を知ってる子どもがこの孤児院ですでにいる。
誰に言われなくても自分で決めて、物を大事にすること、感謝することをしてる子がいる。
画像を追加
この宝を大事にしたい、育てたいね、と船津さんと話しました。






支援物資の歯ブラシで朝の5時から身支度整えています













みんな大好きな魚缶。支援物資でいただきました。



初めてPCOに来た時、子ども達はお坊様へのあいさつの仕方を知りませんでした。
今は、自然に仏様、セアロへ毎朝、毎食時、毎夜、三礼を忘れません。
私達にも何度でも「ありがとうございます」と伝えてきます。

少しずつ、少しずつでも進化していっています。

すべてに感謝できる豊かな人生を目指して、何度でもどんな形でもいい、向かっていたら良いのだと今思っています。
どんな人も、私自身も。

機会を与えてくださったセアロと亜弥迦さんに感謝します。


(Reported By まる)