Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2011年7月25日月曜日

7月23日(土)小さい実み~つけた! <船津>

今日は、子どもたちは村のお葬式に参列するため、お昼からお寺に出かけていきました。午後一の授業がなかったので、孤児院の敷地内を散策しました。

滞在が始まってもうすぐ二十日になりますが、敷地内のすみずみの木や植物を見ていませんでした。毎日のゴミ拾いでは足元ばかり見ていて、上を見上げていなかった・・・。
いつも目先のことばかりで、先の準備できない自分の行動がここにも出ていました。

一見すると孤児院の敷地内にも、バナナの木、やしの木、パパイヤの木、ロングポテトの木といった亜熱帯特有の木が植えられています。スリランカセンターと同じようなかんじでした。
木は人の背の高さくらいの小さいものが多く、実をつけている木が見当たりません。日照不足のせいか、どの木も葉っぱが黄色くなっていたり、少し元気がないように見えました。

昨年の滞在中に、種からの発芽に成功したニームの木も、スンタン先生からの話によると虫に食べられ枯れてしまったそうです。防虫効果のあるニームの木が枯れてしまうなんて、よっぽど虫たちも食べるものがなかったようですね。
この雨は1月から続いているそうです。(いつもは5月頃から雨季とのこと)

先日、畑を耕し植えた「くうしんさい」という野菜から小さな芽が出ていました。そして、赤唐辛子も小さな実をつけ始めていました。
子どもたちが食べられるような野菜や果物は意外とありません。敷地内をぐるりとまわっていると…

パパイヤとバナナに実を付けている木がありました。建物の裏であまり目立たないところにひっそりと、でもしっかり小さい実がついていました。きっと子どもたちはチェック済みなんでしょうけどね…





















そのパパイヤの木には、ブラックペッパーの木が巻きついて、かわいい実を付けていました。

そして、ニワトリ小屋の裏に、背丈より少し大きいくらいのニームの木を発見!!!
もしかして、枯れたと聞いていたニームが実はあった??と少し期待しつつ、「このニームはもしかして、種からポットで育てたものですか?」と尋ねると、やっぱり違いました。そのニームは、ここのスタッフの方が育てられているものでした。。残念。ニワトリ小屋の陰になっているせいか、こっちは虫にやられなかったようです。






毎日なにげなく見てると素通りして気付かないものも、よく見るといろんなものがあることに気付きました。今日は、心にゆとりが持てた気がします。さぁ、夜の授業頑張ります!!

(reported by KABAKO)