Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2011年7月8日金曜日

7月7日(木)それぞれの1日 <船津>

今日は、日本語の授業を午前中1時間、午後2時間行いました。

昨日に引き続き、小中学生の合同授業。子ども達に日本語で自己紹介
してもらい、日本人はクメール語で自己紹介。



子ども達が、クメール語の発音を直してくれます。
「私は日本語の先生ですが、みなさんはクメール語の先生ですね。
両方とも先生です」というと、子ども達の発音チェックも厳しくなります。

頑張って日本語を勉強している子ども達を見ていると、
まったくクメール語がわからない自分がもどかしくなりました。

そして、高校生の男の子は、スンタン先生の手伝いで朝から1日大工仕事。

現在、PCO孤児院では、日本人の
ための宿舎の建物、ベッド作りが連日
急ピッチで進められています。

昨日は、日本人の宿舎で使用する水、
ガス台、フライパンや鍋、ポット、
食器やお玉などを届けてくださいました。
心のこもったきれいな備品に、有難い
気持ちで胸がいっぱいになりました。


日本にいると、当たり前にものがありすぎてわからなくなってしまって
いること、物の大切さ、心を届けるということにここでの生活は
気付かせてくれました。

枕とゴザを届けて頂いたときは、本当にうれしかったです。
ふと日本の被災地のことを思い出しました。
本当に必要なもの、欲しいと思っていたものがが届いた時の気持ち。
私にとって受取る側の気持ちは、今まで味わったことがなかったことです。

心がこもっているものとこもってないものは伝わるということが
どういうことか体験してよくわかりました。

また、今日は、中学生の男の子達がクウシンサイを植えるために、畑を
耕しました。連日の雨で、何もなかった畑にうねができ畑らしくなりました。

大人と高校生が大工仕事を
している間、中学生・小学校6年生の
男の子達が畑仕事、力仕事など
がんばっています。
昨年初めて会った時より、みんなの顔が
たくましくなったように感じました。


(reported by KABAKO)