Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2011年7月31日日曜日

7月29日(金)つきました! <船津>

一夜明けても停電は続き、午前中は薄暗い教室中で授業を行いました。孤児院の建物は、お昼前に電気がつきました。スタッフのシニョンさんが、停電の復旧をしてくださいました。子どもたちもシニョンさんの後をついて回ってお手伝い。

その後、宿舎の方も夕方には電気が使えるようになりました。外が暗くなってきたので、今日はとりあえずの応急処置。明朝、新しい電線に取り替える作業をしてくださるそうです。夜になる前に電気が戻り助かりました!

たった一日電気がない生活をしただけでも、電気のありがたさをつくづく感じます。慌てて、パソコンや電気機器の充電をしました。不自由のない日本に住んでいると、電気はいつでも使えるという感覚がしみついていて、つい充電をするのを後回しに。。電気も水もいつ使えなくなるかもしれないという危機感が、もっと必要です。

「いざというときの備え」日本でもよく耳にするようになりましたが、まだまだ行動にうつせていなかったです。そして、スリランカ研修でも停電を体験しました。場所が変わると次に活かせない自分。なんと情けない・・・自分自身情けないと感じることの多い、カンボジアの生活です。子どもに伝えながら、全部自分に言い聞かせている日々。日本にいたら気付かなかった自分に、たくさんの気付きを頂いています。

それから、雨があがっている合間を見計らって、やわらかくなっている土を耕しました。敷地内の平地のところを少しずつ草抜き整備をして、畑のうねを子どもたちが作っています。
ここの土は、赤土で水はけが悪くやせていて、じゃがいもや玉ねぎなどの野菜は適さないそうです。今回は、ナスの種が植えました。大きく育って、子どもたちの食卓にあがりますように。



停電の電気工事、建物の建設、農業・・・残念ながら今の私にできることがほとんどありません。手に技術を持たれている方をかっこよく思います。自分もこれからの人生で出来ることを増やしていきたい、身に付けて行きたいと思いました。技術が何もない私は、掃除、草取り、脚立持ち、何でもできることを心を込めて一生懸命やるのみです!

「もっとこうなっていたらいいな」と気付くところから一歩をふみ出し、実際に自分で行動し、そこから新しいことを自分に身につけていく。今、行動に移すチャンスを頂いていると感じる毎日です。

(reported by KABAKO)