Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2011年7月30日土曜日

7月26日(火)1対1で <船津>

現在PCO孤児院で、初級クラス9名、中級クラス10名の子どもたちに日本語の授業を行っています。授業を始めて、もう二十日になります。

初級クラスは、男の子2名、女の子7名の女の子が多いクラス。授業中は、女の子の甲高い、元気のいい声が教室に響き渡っています。








あいさつ、「手を洗う」などの日常の動作、掃除道具・備品の名前など日常よく使う言葉の練習をしています。ひらがなを全部覚えた子3人は、カタカナの勉強を始めました。
授業を始めて二十日で、2冊目のノートを使っている子もいます。小さな子も、がんばってノートに書く練習をしています。

今日は、数字とひらがなの読み書きテストを1人ずつ前に出て行いました。最近、数字を覚えた始めたの子が全問正解すると、みんなから拍手があり、ちょっと照れくさそうでした。







中級クラスは、小学校高学年の同級生の男の子がそろっているクラスです。男の子8名、女の子2名のクラス。授業中もテストの点数を競い合っています。













以前にも、日本語の勉強をしたことのある子達なので、辞書を引きながら勉強しています。

私には、日本語教師の資格があるわけでもなくど素人で、そんな自分が日本語の授業をさせて頂く機会を頂いています。ちょっと前の自分では、想像もしなかったことです。最初は、緊張からか静かに授業を受けていた子どもたちも、次第になれてきて授業中に私語をしたり、眠くなったりする子がいます。
「自分の授業がつまらないのだろうな・・・」1対10人の授業をしながら、これでいいのかと戸惑いが出てきたこともありました。

自分のしている授業を振り返ると、私は全体にばかり話していました。最近は、全体授業だけでなく、1対1で宿題を見たり、課題を見る時間を作りました。時間は数分ずつですが、1人1人と話す時間を作り、自分も子どもたちも授業に対する姿勢が変化してきたように思います。

教室の「50音表」が破れていたので、ひらがなとカタカナを新しくみんなで作りました。

休み時間も「あいうえお」と練習している声が、隣の宿舎の部屋までよく聞えます。そして、私もクメール語の「あいうえお」の勉強を始めました。子どもたちが私の先生です!!






(reported by KABAKO)