Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2011年7月30日土曜日

7月28日(木)停電 <船津>

昨晩は、美しい満天の星空を見ました。明日は、いい天気になるのかな?と思いつつ、空を眺めていると遠くでは雷がピカピカしています。明日の天気も荒れそうな気配・・・

カンボジアの今の天気は変わりやすく、1日のうちに晴れ、曇り、雨、雷、風もあるというような天気です。一瞬の晴れ間をうまく使って、洗濯物を乾かすという日が続いています。夕立のように決まった時間に雨が降るのでもなく、朝降ったり、昼降ったりするので、空の雲の様子を見て「洗濯するのは、今!」と毎日勘に頼っています。

満天の星空とはうって変わって、朝から雲が広がりしとしと雨が降っています。その後、昼間にお日様が顔を出し、そのまま回復するかのようにも感じましたが、一転。夕方6時ごろから突然嵐のような突風が吹き、雷が近づいてきました。雷も毎日のことなので、「いつものこと。まだ少し遠いかな」と油断していると・・・一瞬のうちに雷は近づき、地面が割れるような激しい地響きと同時に、パーンという爆竹音!!!そして、そのまま当たりは真っ暗闇に。

カンボジアでは、18時を回ると薄暗くなり始めます。ちょうど暗くなり始め、夕食の前の出来事でした。それから雨、風とも一層勢いを増していきました。今にも孤児院の屋根や扉が、吹き飛ばされそうです。ろうそくの灯りで子どもたちは急いで夕飯を済ませ、蚊帳を吊り寝る準備を整えました。







激しい雷雨の中、カムロンさんご夫妻はなんとか電気が復旧できないか、外の門の近くにある配電盤のようなものを何度も懐中電灯を持って見に行かれていました。しかし、電気は戻らず。カムロンさんは、ろうそくを求めに行かれていました。復旧は、明日に持ち越し、今夜は早めに就寝。





私もPCO孤児院に来て、初めてろうそくの灯りで夜を過ごしました。スリランカ研修中も度々停電があり、ろうそくを使っていました。アジアの生活に、ろうそくは欠かせないことをさらに実感しました。そして、PCO孤児院もこんなに停電が多いとは。。。もし、ソーラー電気があったら活躍するだろうなと思いました。

4月には、2週間も停電が続いた日があったそうです。これから8月~10月にかけて日本でも台風のシーズンに入りますが、カンボジアも今よりもっと雨が強く降る時期とのこと。

子どもたちは、小さい細いろうそくを手に持って使っていました。これからの台風シーズンに向け、使用済ろうそくを溶かして、孤児院用のキャンドルとろうそく立てを作りを是非近々したいと思いました。

外は雷雨でしたが、優しいキャンドルの灯りのおかげで、心は穏やかに過ごすことができました。








(reported by KABAKO)