孤児院ステイ皆勤賞で締めくくった、2号くまさんこと片山が、
今日帰国の途に着きました。
本日より、3号リエこと増田が、レポートのバトンを受け取りました。
これから1ヶ月、子どもたちと寝食を共にしながら、報告させていただきた
いと思います。どうぞよろしくお願いします。
私が到着したのは、忘れもしない(すぐ前です…)7月2日。
その日から今日まで、孤児院にはいつも子どもたちの「くまさーん」という
呼びかけが聞こえていた。
本人は、コミュニケーションという自分の課題に反省しきりだったが、
彼女がひたむきに過ごした1ヶ月、そして、1号のまるさんこと大山がまいた
希望の種は、ここにしっかり息づいていた。
子どもたちは、顔をみて「こんにちは」「よろしくお願いします」と、
笑顔であいさつしてくれる。掃除をし始めると、
誰ともなく手伝いにくる(続ける根気はこれからだけど。)
そして、何かあるたびに「くまさーん」と近寄ってくる。
日本の私たちの感覚からしたら、生活習慣や衛生面で課題はいくつもあるが、
私たちの想像を超える体験と困難を経てきたであろう子どもたちは、
生きるたくましさとおおらかさにあふれている。
彼らの今をしっかりみていきたいと思う。
くまさんが帰国する今日、お昼ごはんは、先生の心づくしの
おいしいスープがふるまわれた。
食事前の恒例の儀式?くまさんの「ムイ、ピー、バイ(1,2,3)」
の掛け声に続いて、「いただきまーす」!!
割れんばかりの元気のいい声が教室に響いた。
食事の後は、くまさんへ「ありがとうございました」!!のお礼の声。
今朝から子どもたちがこっそり書いていた手紙がくまさんへ手渡たされた。
昨夜の豪雨から一転、今日は青い高い空が広がり、夜まで続いた。
夕方、子どもたちと洗濯場にいるとき、その空を飛行機が横切った。
子どもたちはすぐさま見つけて、「くまさーーん」と飛行機を追いかけた。
#くまさん、みんな、くまさんが大好きですよ。私もまだしばらく「くまさん」
と呼ばれそうです(笑)。
良く晴れた夕空に星がどんどん現れる。
今日のご褒美は…南の空低く、十字に見える星の並び…。
そう、きっと、南十字星!! 大きい子どもの一人に聞くと、
「ときどきしか見えない星です」と答えが返ってきた。
もうそろそろ子どもたちは寝床に着き始める時間だが、
高校生の英語のクラスはまだ続いている。
傍らで虫と格闘しながらPCに向かっている、
こちら現場でしたー。。
増田