Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2010年7月31日土曜日

7月31日(土) 

日本語学習<増田>



私たち日本人ボランティアが滞在をはじめてから
継続して行ってきたのが、日本語学習だ。

3人目の私の時点で、クラスが大きく2つに
分かれていて、午前にそれぞれ1時間ずつ授業を
実施しており、それを引き継ぐ形で1ヶ月。

8時からの「初級クラス」は、ひらがな、カタカナ
の読み書きができて、平易な文が読めるレベル。
12歳〜17歳まで、小学校高学年から中学生、
高校生も1名入って、好奇心いっぱいの顔ぶれだ。

日本から、既成のテキストをカンボジアの設定に
アレンジしたものを持参していたが、ちょうど
1/3を終わったところだった。

この1ヶ月はほぼ毎日学習時間を確保できたので、
今日までにテキストを全部終えることができ、
まとめのテストを実施しているところだ。
絵本プロジェクト提供の「2ひきのへび」の
音読練習も、今週に入って毎日行っている。

習熟度はもう一つ、といったところで、特に
書くことと作文はあまり得意ではなさそうだったが、
最後の課題「えにっき」に挑戦してもらった。

みんな苦戦するかと思いきや、すばらしい絵と
作文を仕上げてきてくれて、もう1枚書きたいと
言う。楽しんで書いたことがわかるような、
生き生きとした「えにっき」だった。

もう一つクラスは、小学生中心の「入門クラス」。
カタカナがまだ十分に身についていないが、
言葉はよく読めるようになり、自己紹介も
滑らかに言えるようになった。先週から、
基本的な構文の学習をはじめ、初級と同じテキスト
の10課まで進んだところだ。

日本語だけで行う授業なので、細かい文法の
説明ができないのがもどかしいが、高校生の大きい
子が時々通訳をして手伝ってくれる。飲み込みの
早い子とゆっくりの子のバランスをとるのが
たいへんだが、とにかくみんな元気がいい!

スンタン先生が日本語学校の講師をされていること
もあり、子どもたちも日本語によく親しんでいる。
孤児院のOBが英語のボランティア授業を行って
おり、語学には力を入れている。

増田

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