Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2010年7月27日火曜日

7月27日(火) わかめちゃんず <増田>



スンタン先生がお一人で切り盛りされているPCO。
孤児院内の先生宅が建設途中で、今はシェムリアップ
市内に仮住まい中。子どもたちと別々の暮らしは、
何かと不便で、先生も頭を悩ませている。

離れていては、何かと目が行き届かない。
たとえば、風邪が長引いた小さい子は、ご自宅へ
連れて帰り、奥様が面倒をみている。
大きい女の子の一人は、家事と整理整頓を学ぶため、
現在先生宅に長期滞在中である。

今年やってきた赤ちゃんの面倒も、ご自宅で、先生と
奥様がみている。予防接種で体調を崩したときは、
寝ずの看病が続いた。

そして・・・
子どもたち、特に髪の長い女の子たちには、しらみが
ついてしまい、実習ファーム訪問の日は、先生宅で
しらみ取りシャンプーとヘアカットの日になった。

ファームから戻ってみると、4人はおそろいの黄色い
Tシャツとパンツルック。新しい服をいただいて、
かわいい'わかめちゃん'になっていた!
(写真は、私たちが居ても、ぐっすりお昼寝中の4人)



奥様手作りの煮豆のおやつをいただく姿も、ちょっと
はずかしような、うれしいような表情だったが、
孤児院へ戻るやいなや、走り回っていた。。

現在、孤児院は、住込みの妹さん夫妻が食事を担当し、
農業の担当者が一人。しかし、先生が'スタッフ'
と位置づけている人はいない。
これまで雇ったスタッフは、食費を勝手に使ったり、
子どもの面倒をみなかったり、外から大人の
スタッフを迎えることに、先生もとても慎重だ。
無理もないことだが、つまり、人材不足である。

PCOの卒業生から、先生を理解し、手伝うスタッフが
育ってくれたらと、切に思う。
NPOのスリランカ研修が志ある若い力を後押しする
研修になってくれたら。。同研修も含めた、
次の支援計画への検討がはじまった。

子どもたちは日々成長している。私たちも日々精進、
歩みをとめるわけにはいかない。

増田


+++++