7月半ばから毎日作業を続けていた、PCO近くの土地の
魚養殖用の池の準備がほぼ出来てきた。
しばらく池禁止になっていたが、今日は先生と一緒に
男の子たちは池周辺の盛り土作業にでかけている。
写真は、完成した警備小屋と、池にせり出した
餌をまく小屋。どちらでも寝ることができる。
池の周囲は一面に畑が広がり、土もよい。池だけでなく、
野菜作りやあひるの飼育にもってこいの環境だ。
現在、鳥小屋も作っているところで、
この土地が機能しはじめるのが待ちぞまれる。
子どもたちの食事は、ごはんと野菜に肉か魚が入った
スープや炒め物がほとんど。肉や魚の量は育ち盛りの
子どもたちにはちょっとさみしい量だ。
池の土地で、魚や卵が取れるようになると、
子どもたちの貴重なたんぱく源になる。たくさん
獲れたら、売ることもできるかもしれない。
孤児院には、生き物だけでなく、さまざまな植物も
植えられている。スープの材料になったり、
卵焼きに混ぜたり、果ては鶏の餌になっていく。
私が子どもの頃には、まだそうした生活が田舎の
おじいちゃん、おばあちゃんのところには
残っていて、懐かしく思ったりした。
しかし、今の日本、特に都会ではほとんど見られ
ないだろう。物質と便利さと引き換えにしたものを、
もう一度見直す機会を、私たちはもらっていると
思う。
増田
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