Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2010年7月24日土曜日

7月24日(土)

絵本読み聞かせ練習 <増田>



NPOメンバーが展開している「こころの絵本プロジェクト」。

自作の絵本に、英語、クメール語の対訳をつけて出版、
NPOのカンボジア・ダイレクトアクションの機会ある
毎に、現地の子どもたちへ配布している。

絵本は、日本のサポーターのみなさんに、
2冊1セットで購入支援いただき、そのうちの1冊を
カンボジアの子どもたちへ直接手渡している。

絵本の魅力はなんといっても、物語と絵が一つに
なっていて、子どもたちをその世界へぐんぐん
惹きこんでいくことだ。国は違って、子ども達への
絵本の求心力は大きい。

配布している絵本「2ひきのへび」は、2ひきの
へび達が、心の葛藤や困難を乗り越えて、本当の
友達になっていく物語。

プロジェクトからの要請もあり、私たち滞在
ボランティアが、日本語学習の一環として、
授業でもこの絵本の音読を取り入れている。

写真は、日本語学習が進んでいる大きい子ども達に
正確に音読する練習と、感情や心を込めて読む
練習として取り組んでもらっている様子。音楽も
使い始めており、できれば、音楽付きの'日本語'で、
小さい子ども達の前で発表してもらおうと
がんばっている。

教室で音楽を流し始めるとあっという間に子ども達
の輪が押し寄せて?くるので、屋外の東屋で
こっそり練習・・・のつもりが、ここでもやっぱり
子ども達の輪ができてしまった。

音楽付きだと、正確さや感情表現の他に、音の
タイミングや声のスピード・コントロール等も必要に
なる。ここ数日は、時間があれば、朝夕練習を
続けるチャレンジャーたち。発表の日が今から
楽しみである。

増田

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