Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2010年7月15日木曜日

7月15日(木)

実験と観察 <増田>

私たちがここへ滞在させてもらうようになって、
2ヶ月と少し。スリランカ研修を手本に、ここカンボジア
でも現地で活用できるものを見出そうと、いくつかの
実験、観察を行なっている。

まず、ニーム(スダウ)を発芽させ、育苗すること。

第1号のまるさんが植えたニームが無事芽を出し、
現在、15〜18cmくらいまで成長した。



あいにく、想定外?の鶏につつかれ事件で弱っていたが、
今日はだいぶ回復していて、一安心。18本発芽したうち、
豪雨で2本の葉が落ちてしまい、鶏害で4本がまだ
痛々しい状態。残る12本を見守る日々が続く。

そして、魚の養殖事業が始まり、ここへきて急速に期待が
高まるのが、えひめAI2の利用だ。

先週仕込んだPCO初めてのえひめAI2が無事出来上がり、
早速思わぬ実験をしていた。それもまた、鶏!
昨日、元気がないので、朝、餌に混ぜてみたところ、
昼前には元気に走り回るようになっていたという。

もうすぐ池に稚魚を放つ予定で、養殖での効果も
期待されている。あとは、堆肥の発酵促進にも試しそうと
農業担当メンバーは意欲満々だ。

堆肥場は、農業担当メンバーがいろいろと勉強を重ね、
私たちが来る前に屋根のある素敵な堆肥場を作っていて、
その熱心さがうかがえる。


昨日堆肥を触らせてもらったが、熱を持っていて、
どんどん発酵が進んでいるのがわかる。

えひめAI2は現在、2つ目の製作をはじめたところ。
生活の場でもトイレの消臭に効果を実感している。

現地の日常に根付くことを願って、限られた時間の中で
いろいろと試してもらおうと思っている。

増田