Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2011年8月3日水曜日

7月31日(日)大そうじの後のカレー <船津>

今日は、7月最後の日曜日。日曜日は「大そうじの日」。朝起きると「今日は、そうじ。そうじ」と子どもたちの方から言ってくるようになりました。

朝食、後片付けを終え7:30に教室に集合。「今日で7月も終わりなので、1ヶ月分の汚れを全部きれいにしましょう。この前の日曜日より、もっともっときれいにしましょう。」と言うと、みんなから「はい」と大きな返事。「リーダーをしたい人」と聞くと、今日は4人の小学生が手を挙げました。男の子チーム2つ、女の子チーム2つに分かれて掃除を開始。











あいにく天気が悪かったので、洗濯は断念。室内の掃除を徹底してやることにしました。3本の新しいほうきが取り合いになりました。「ほうきは、順番です。ほうきがない人は、ぞうきんとはたきで掃除をします。」4本のはたきを作り、壁や天井のホコリを全部はらいました。集まったホコリの量に、ちょっとびっくり。「このホコリが、みんなの風邪や咳にとても悪いです。週に1回はこうしてきれいにしましょう!」




教室、各自の部屋の掃除がひと段落してきた頃、年長の女の子ろ手伝いたいと言ってきた子数名と台所のかまどでカレーを作りました。日本のカレーを楽しみにしている様子が、子どもたちのテンションから伝わってきます。

昼食の時間まで1時間半。「料理は、遊びながらできません。一生懸命作りますから、みんなも最後まで掃除をしっかり終わらせてください。」と台所に入ってくる子に伝えました。子どもたちへ「ありがとう」いつもは伝えられない自分の精一杯の心をを込めてカレーを作らせていただきました。


掃除が終わると、子どもたちが代わる代わる入ってきます。「手伝いたい人は手を洗ってください。」子どもたちの動きが機敏です。私が必死にやってることを感じてくれたのか、いつもより早口の日本語も、おもしろいように通じています。

子どもたちの連携プレーが良く(いつもこんなんだったらいいな)カレーが完成。今日のカレーには、子どもたちの大好きなお肉が入っています。朝から働いて、汗をかいてお腹もぺこぺこです。

きれいになった教室で、仏さまとセアロにご挨拶。
それからみんなで、「モイ。ピー。バイ。いただきます!!」いつもよりさらに大きな声でした。

今日は、初めて私も子どもたちと一緒にお食事を頂きました。いつも小さい子が、ご飯を床や机にこぼして、食事の後の掃除が大変なのですが、今日は1粒も落ちていません。2杯、3杯とおかわりする子どもたち。お皿のご飯もきれいに食べ、たくさん炊いたご飯もきれいになくなりました。



そして、食べ終わると、子どもたちは、一人一人「とってもおいしかったです」と深々と頭を下げにきてくれました。「全部セアロからです。セアロにごちそう様しましょう。」子どもたちから最高の笑顔のギフトを頂きました。

ありがとうございました。

(reported by KABAKO)