私も1日何度も子どもたちに「ありがとう」。日本では、なかなか言えない「ありがとう」と「ごめんなさい」。ここではなぜか素直に言えます。ちょっとしたことでも「ありがとう」が心から言えると気持ちいい。子どもたちに改めて教えてもらいました。
スタッフの方にタオルをお渡しすると、お礼を言ってくださるので「セアロからです」といつもの通りお伝えしました。すると、子どもたちがかけよってきて、そのスタッフの方に仏様とセアロにこうやって「ありがとう」をすると三礼を教えていました。学校もまだ行っていない子どもが、大人に身振り手振りで伝え、自分が三礼をして見せている姿を見て、ほほえましく、たのもしくみえました。
9歳の女の子がしたとは思えないくらい活け方も上手で驚きました。もっと小さい子も、その子が花を活ける姿を食い入るように見つめていました。そして、お花を指差して「リナさん。リナさん」とうれしそうに微笑んでいました。
朝や夜のご挨拶を忘れてしまうこともまだまだありますし、決して全員ではありません。でも、子どもたちにとって、この仏様のいらっしゃる場所は特別な場所になっていることを感じます。
素直な子どもたちの心に、私の心も洗われているような気がします。いっぱい叱っても、次の瞬間にはにっこりと笑うことができます。「嫌われたらどうしよう、こう言ってもいいのかな、言い過ぎたかな」変な遠慮や気遣い、そこに複雑な感情は一切ありません。
日本に帰っても、今、子どもたちに教えてもらっている自分で、素直に「ありがとう」と「ごめんなさい」が言える心でありたいです。
(reported by KABAKO)