9月から新学期が始まります。みんな1学年ずつ進級し、未就学だった2名も学校が始まります。
学校に通っている子どもたちへ、新しい制服を作るために、子どもたちの採寸が行われました。
新しい制服を作ってもらえるということで、子どもたちもうれしそうです。
1人ずつ名前が呼ばれ、スタッフのビセットさんがサイズを記入されます。
1年経つと子どもは本当に大きくなるんですね。特に育ち盛りの男の子たち。今着ている制服が小さい子を見ると、1年でそんなに大きくなるものだと感じます。
セアロからのいただく支援のおかげで、子どもたちに必要な食事がいただけるようになったとスンタンさん。
制服、かばん、くつ、ベルトを新調されるそうです。新しい制服に身を包んで、「いってきます」と登校していく子どもたちの姿が目に浮かびました。
そして、さらにスンタンさんはおっしゃいます。
「何でも、セアロ、亜弥迦さんにしていただくのはよくない。日本のみなさんからの支援を待っているだけでなく、自分達でできるようになりたい。ここを卒業した子どもたちも、今自分達がしてもらっていることを忘れないで、このPCOや他のもっと貧しい子どもたちへサポートできるようになって欲しい」
今は、ここの子どもたちは本当に幸せだとスンタン先生はおっしゃいます。村の孤児には、もっと貧しい子ども、学校に行けない子どもがたくさんいる。だから、鉛筆1本を大切に使って欲しい。
何でも新しいものがうれしくて、最初のうちは大切に出来ても、次に新しいものが届いたら、前のものは大切にできなくなる。これは、子どもだけではなく、大人も同じかもしれません。物が豊かになればなるほど、その心を忘れてしまいます。
「最後まで、生かして大切に使うこと」これを自分自身がしっかりできるようになって、子どもたちに伝えることが、今のPCO孤児院に一番必要なことだと感じます。
(reported by KABAKO)