さらに進むと、どんどん道が悪くなり、スンタン先生の顔が厳しくなります。ついにタイヤが泥にはまって、動かなくなりました。荷台に乗っていた子どもたちも降りて、車を後ろからみんなで押します。力を合わせ一生懸命押しますが、タイヤは完全にはまって動きません。
タイヤの回りの土を、スコップで堀り、枝を拾ってきて溝を埋めました。もう一度「モイ。ピー。バイ」皆で力を込めて押します。1回目、脱出成功!
さらに進むと、もっと道はなくなり水が道幅いっぱいにたまっています。
途中、3回ほどタイヤがはまり、さすがのスンタンさんも引き返すことを考えられていましたが。。今日の日を楽しみにしていた子どもたち。タイヤがはまるたびに車から飛び降りて、枝を拾ってきます。
到着後、スンタン先生がとても残念そうにおっしゃいます。
「カンボジアは、一部の力のある人たちによって、どんどん木が切られています。だから道がなくなってしまった。このままでは、ここに来ることが難しくなってしまう」と・・・
マンゴーなどの木を植えるために、実習ファームへ行く道に今まであった自然林が、伐採されてしまったようです。小さいマンゴーの苗がもうすでに植えられているところもありました。
みんなの汗の結晶。人と人の力が合わさり、こつこつやればこんな大きな穴になるんですね。いや~もう本当に感動しました。
私も子どもたちと一緒に土運びをさせて頂きました。一歩一歩踏みしめる、裸足で感じる土の感触。炎天下の直射日光。まさに『カンボジア・ダイレクトアクションツアー名物の池ほり体験』を久しぶりにしっかり味わいました。
「かばこさん今何回ですか?休み?頭あつくないですか?大丈夫?」子どもたちに聞かれますが、「何回目かわかりません。でも休まなくても全然大丈夫です!」
これまで、セアロ、亜弥迦さん、そしてここで働いて汗を流されたみなさん、子どもたちのエネルギーが集まっているからでしょうか。いっこうに疲れません。休むのがもったいないくらいでした。
まだ私一人やり足らないかんじでしたが、子どもたちは満足そうでした。雨が降ると帰れなくなるので、昼食を頂き、すぐに孤児院に戻ることになりました。
ありがとうございました。
滞在もあと一週間。
ラストスパートです!
(reported by KABAKO)