Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2011年8月15日月曜日

8月14日(日)満月・大そうじ <船津>

今日は満月。朝から、仏様にもお供え、線香が立てられていました。

子どもたちも「今日は、月がいっぱいの日。おっきい日」と言っています。「それを日本では『満月』と言います」子どもたちにとっても特別な一日です。

満月の日の大そうじ。私も昨晩セアロから頂いたメッセージを心に刻み、みんなで元気に大そうじを開始。大そうじを始めた当初は、「今日は、大そうじをします。いつもの掃除よりもっと綺麗にします」と伝えても、何をしたらいいか分からずぼっと立っている子。小さい子には掃除の時間ではなく遊びの時間・・・


週に1回の大そうじも回数を重ねるごとにできるようになっていきます。少し離れたところで見ていても、子どもたち同士で分担したり、協力して掃除をしている姿を見るとうれしい気持ちになります。

朝方までの雨も上がり、掃除を開始する頃には晴れ間が広がってきました。今日は、室内(教室・台所・トイレ)、井戸の掃除は女の子の担当に。男の子は外の草取りをしました。

















連日雨が降り、時折見せる晴れ間。草はみるみる伸びます。その成長の早いこと・・・合間にちょこちょこの草取りでは、草の成長に追いついていません。

根がはり、手では抜けない草も多いので、桑やスコップを使って。日差しが強くなり、少しずつ気温も上がってきました。ちょっと女の子の様子を見に行って戻ると、男の子達の大半は日陰に入って一休み中。
私の顔を見て子どもたちは「暑いです」・・・。「このくらい暑くないです!日本の方が暑いです!(多分)時間まで頑張ります。」と私。

その中でも休憩をせずに黙々と草むらの中で働いている子が、なんと3人もいました!!今日のリーダーをしている男の子2人と小学校低学年の男の子。大きい子が休んでいても自分は休まず、私がいてもいなくても自分で頑張っている姿。顔いっぱいの大粒の汗、褒めるとはにかむ笑顔がまぶしかったです。

室内の掃除が終わった女の子達も外に出て草取りの手伝い。入り口、畑周辺の草をかご10杯分除草しました。まだ入り口の半分。滞在もあと10日。こつこつやっていきます。

きれいになったところをみると気持ちがいいですね。まずは、週1回でも子どもたち皆で協力してきれいにする習慣がついたらいいなと思います。



草取りの後は、泥だらけのヨギ服を洗濯。女の子達は、このヨギ服を「きれいです」と言います。自分の服は泥だらけでも、ヨギ服が汚れているのは気になるようで、小さい手で泥をはらってくれます。

生地が薄くなったヨギ服を見ると月日の経過を感じます。ヨギ服が時間短縮に大きな助けとなってくれています。ヨギ服と坊主頭の良さを実感!!です。

(reported by KABAKO)