Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2011年8月23日火曜日

8月21日(日)滞在最後の大そうじ <船津>

今日は日曜日「大そうじの日」。滞在開始後、第1週目の日曜日から始めて、数えること7回目。朝から澄み渡るような青空が広がり快晴です。

そうじの前にミーティングをし、リーダーを決め、4つのグループに分かれ掃除を行います。リーダーはやりたい子が手を挙げます。
最近は、小学生の男の子と女の子がリーダーをすることが多かったです。

今日もいつものように「今日のリーダーをしたい人」と尋ねると、最年長の男の子チョンライさんが「はい」と大きな声で手をあげました。

チョンライさんが自ら手をあげてリーダーをするのは初めて。周りの子どもたちから「おぉ~」という声が上がりました。いつも少し控えめなチョンライさん。でも、最年長の彼を、子どもたちは頼りにしています。

今日は、自分のリーダーの所に集まり、手を合わせ「頑張ります!!」の声で掃除を開始。










大掃除で伝えたかったことは、掃除の仕方を教えることですが、こんなことも伝わったらうれしいなと思い実施。
・リーダーが一番頑張ること。
・大きい子が小さい子のお手本になること。
・グループで力を合わせること。
・誰かが見ていても、見ていなくても時間まで、自分で頑張ること。
・きれいになった場所を心地よいと感じること。
・汗をいっぱいかいて、みんなで働くのは気持ちいいを味わってもらうこと。

どこまでそれが伝わったか分かりませんが、当初は遊んでばかりだった小さい子も、大きい子のマネをして掃除や草取りをするようになりました。

「口で言うのではなく、やっている姿をただ見せなさい。見せるだけでいいから」セアロから頂いたお言葉です。私も、この日は特にそれを意識して行いました。

大そうじの日だけは、教室もお部屋もピカピカになります。

「これが最後の大掃除ではなく、私が日本に帰った後も、みんなで力を合わせて、週に1回は大掃除をしてくださいね」と言うと、「はい」と大きな声で、リーダーの小学生の男の子が返事をしてくれました。
「本当ですか??また、見に来ますよ!!!」

『日曜日は、大そうじの日』この言葉は、みんなが覚えてくれました。


(reported by KABAKO)