Cambodia 孤児院支援*現地レポート*自立人道支援プロジェクト

カンボジアのPCO孤児院★現地滞在のボランティアスタッフのレポートブログ*(2010年5月~)


2011年8月12日金曜日

8月10日(水)えひめAI完成 <船津>

今月4日に仕込んだ「えひめAI2,5」。1日3回保温用のお湯を変え、匂いのチェックをし経過を観察。初めて日本で作ったときはあまり感じませんでしたが、何度か作っているうちに、この発酵していく匂いが好きになり、ペットボトルのキャップを開けるのが楽しみに。プシューという発酵するときに出るガスの音。「元気に菌が生きてる。働いている。頑張れ~」という気持ちになります。

発酵がすすむと、日ごとに甘いお酒のようないい香りがしてきます。6日経ちそろそろかなと思い、pH試験紙で確認。4本とも、完成の値であるpH3~4。

今回作ったえひめAIは、日本の大豆・カンボジアの大豆を使って納豆を作りました。そして納豆を作る際に古いバナナの葉と新しい葉を使って発酵させた4種類。


4本ともかすかに香りが違いました。カンボジアの大豆を使って納豆を作ったものの方が、pH試験紙のオレンジ色が濃く出て数値が3(酸性)に近かったです。
日本の納豆で作ったえひめAIの香りは、さっぱりとしていて(お酒でいうと辛口?)、カンボジアの納豆で作ったえひめAIの方が甘い香りがしました。


今回は、えひめAIの上澄み液は洗濯に、混ぜたものはトイレの掃除と生ゴミの処理に使用します。今日は、宿舎のトイレ掃除に利用。宿舎のトイレは、まだ新しいので、汚れや水垢がとれたか分かりにくいですが、排水をきれいにする効果、消臭効果を期待して、滞在期間中は毎日使用を続けていきます。

明日は、孤児院の建物の台所の流しとトイレの掃除の実験をしたいと思います。





孤児院のすぐ横を流れる水、田んぼの用水の写真です。ゴミが浮き、ドロドロのヘドロがたくさん。生活用水がそのまま流れています。そこで、子どもたちは水に入って遊んだり、魚やカエルを取ったりしているのを見かけます。










まだ水の中に生き物がいるので、日本の公害被害のあった川や海に比べると、みかけほど汚れていないのかもしれませんが、今の調子でずっと生活用水が流れ続けているのを想像すると。。誰か気付いた人が行動していくことが必要だと感じます。

(reported by KABAKO)